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資産100万ドル以上!『となりの億万長者』に共通する7つの法則=栫井駿介

米国でベストセラーとなった『となりの億万長者』という本をご存知でしょうか。米国の億万長者を調査したところ、いわゆる「お金持ち」のイメージを根本から覆す結果が出たというものです。単なる「お金の貯め方」ではなく、「どのような人生を送るか」についても重要な示唆を与えてくれます。(『バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』栫井駿介)

プロフィール:栫井駿介(かこいしゅんすけ)
株式投資アドバイザー、証券アナリスト。1986年、鹿児島県生まれ。県立鶴丸高校、東京大学経済学部卒業。大手証券会社にて投資銀行業務に従事した後、2016年に独立しつばめ投資顧問設立。2011年、証券アナリスト第2次レベル試験合格。2015年、大前研一氏が主宰するBOND-BBTプログラムにてMBA取得。

7つの法則を知り、自分がお金持ちになれる可能性を計算してみよう

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『となりの億万長者』早川書房

本当のお金持ちは普通の生活をしている

この本における「億万長者」とは、世帯純資産(資産から負債を引いた額)が100万ドル(約1.1億円)以上ある人のことです。米国では人口の3.5%(1,100万人)、日本では2.8%(360万人)と言われています。居住用不動産を除くとそれぞれ1%(300万人)、1.4%(180万人)となります。

「お金持ち」と言うと、豪華な家に住み、派手な車を何台も所有し、海外へ頻繁に出かけるような生活を想像するでしょう。しかし、これはマスコミが作り上げたステレオタイプに過ぎません。そのような人は少数派であり、大多数の億万長者は普通の地味な生活を送っています。

億万長者の8割は、一代で資産を築いています。莫大な遺産を受け取ったわけではなく、もちろん宝くじにも当たっていません。(宝くじなど「たまたま」億万長者になる可能性は0.025%もありません。)つまり、普通の家庭に生まれたあなたでも、億万長者の仲間入りを果たす可能性があるということです。

お金持ちになれる可能性を計算する

この本では、あなたが億万長者になれる可能性があるかどうか、簡単な計算式を紹介しています。以下の計算の結果よりもあなたの純資産が多ければ億万長者になれる可能性があり、少なければ難しいと言っています。計算式は以下のとおりです(※簡略化しています)。

年齢×世帯年収÷10

つまり、45歳で世帯年収が1,000万円あれば、45歳×1,000万円÷10=4,500万円です。それより純資産が多ければ億万長者の素質があり、少なければそうでないということになります。年齢が上がっていくほど正確性が増すように思います。

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