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「北のミサイル祭り」にマーケットが飽きるタイミングを見極めよう=炎

北のミサイル攻撃は杞憂か?

威勢の良い若い指導者の暴走が続き、北の脅威が高まっています。このため、日本の株式市場は委縮した状態が続いています。

核爆弾にサリン、VXガス、天然痘など聞いただけでも空恐ろしい悪魔のような兵器が日本に向けられ、経済活動すら停滞してしまいそうな昨今ですが、それに対抗して米国が空母を半島近くに送り込みにらみ合い。一触即発の状況が見られます。

6回目の核実験実施が迫り、親の遺産を受け継いだ北の若者の暴走がますますエスカレート。国民は完全な洗脳状態とあっては、その暴走を食い止める術もなく、未来に生じる悲劇が脳裏によぎる昨今です。

将来の悪材料を前にした見送り商状は、かつて経験したことのない株式離れを生じ、先日までのトランプ相場による先高感は一気に消え去っている状況が見られます。

日経平均は既に18000円台前半にまで低下し、元気だった中小型株指数も調整の中にあってはいつか来た道と思いたいところながら、今まで通ったことのない未知の道を歩んでいるのではとの不安感が募ります。

かつての調整場面は、結果としてあそこが安値だった…と言える調整でしたが、今回はどうなのか。すべてが杞憂に終わるのか、どうかを確認しながら事の成り行きを見守るしかない状況です。

犬の遠吠えのような米国と北の威嚇が続き、憲法9条改正が日本にも求められようとしている昨今。株式市場では、防衛関連銘柄やテロ関連、毒ガス関連銘柄の乱舞となり、投資家の不満のはけ口が集中しているような株価変動です。多くの一般投資家はなす術もなく、思い切った損切りもできずにいるのかも知れません。

ただ、株式相場はいずれはどこかで変化を見せるものと思われます。いつまでも調整場面が続くとは思えませんが、セリングクライマックスに備える投資家が出動するタイミングを待っているという状況なのかも知れません。

要するに、北の脅威が杞憂となる相場がどのタイミングで到来するのかを待つ展開が、どこで変化してくるのかを見定めていく必要があると考えられます。

あくまでも個人的な意見ではありますが、北からのミサイルが日本に向けられても、東京などの大都市を標的にすることはないと考えています。なぜなら彼らの同胞が日本には在住していて、彼らが国外に逃げない限りはこの地域を射程に入れる懸念は杞憂に終わるものと思われます。

北の無謀な若者がテロ国家指定とともにテロリストになった段階から米国の攻撃が開始され、有事が起きても短期で終息するとすれば、株式相場の急騰も想定されますが、これには相当な紆余曲折があるものと考えられます。

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億の近道』(2017年4月17日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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