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ウォーレン・バフェット氏はウォルマートを見捨てたのか?=東条雅彦

バフェットは2012年と2014年のウォルマート買い増しを「修正」していた

まずコチラのグラフをご覧ください。

バフェットのウォルマート保有株数<推移>(東条作成)

バフェットのウォルマート保有株数<推移>(東条作成)

ウォルマート株の保有数を棒グラフで表しています。2009年に一気に倍近くまで保有株を増やしました。2012年と2014年にも大きく買い増ししています。そして2015年9月末から減少に転じています。2016年6月末に5524万株から4023万株に大幅に減少させました。

それでは、先程のウォルマートのROEの推移と保有株数を重ね合わせてみます。

<ウォルマート ROE 保有株数>

2007年 19% 1,994万株
2008年 21% 1,994万株
2009年 20% 3,904万株
2010年 21% 3,904万株
2011年 21% 3,904万株
2012年 22% 4,671万株 ★大幅増加
2013年 22% 4,948万株 ★小幅増加
2014年 21% 6,039万株 ★大幅増加
2015年 20% 5,619万株 ☆小幅減少
2016年 18% 4,023万株 ☆大幅減少

2016年6月末にウォルマートの保有株数を27%も減らして、4023万株にしました。これは5年前の2011年の保有株数3,904万株とほぼ同じ水準です。

2012、2013、2014年の3年間は強気の姿勢で買い進めていました。

この買い進めた分を修正して、5年前の水準に戻したというのが、今回、ウォルマート株の投資を縮小させた真相だと思います(→強気の姿勢を修正した)。

ウォルマートのROEが2016年に20%から18%に下がりました。わずか2%の減少ですが、過去一度も発生しなかった現象です。これを見て、バフェットは強気の姿勢を修正してきました。

ウォルマートの投資から撤退しようとしているのではなく、2011年の状態に戻したと見るべきです。

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