メジャーSQを通過し、いよいよ「株価の動きこそが材料」という本当の相場に戻ります。来週(6/12~)は今年最大の分岐点になるでしょう。(『相場コラム『わしの罫線』』橋本明男)
大引けの日経平均株価は104円高の2万0013円、来週がヤマだ
大変化週
メジャーSQを通過し、来週から株価の動きこそが材料という本当の相場に戻ります。
SQ算出値は19997.63円で決まり、日経平均株価の大引けは104円高の20013円。TOPIXは1.25ポイント高の1591.66ポイント。出来高は概算22億6千万株で終わっております。
日経平均の週足は陰線となって、先週末に比べ164円安(-0.81%)の下げですが、TOPIXの方は1.274%下げております。これはソフトバンク等の値嵩株が上がったことが原因ですが、4月14日の大底から計算すればほとんど同じ位置取りです。
さて、来週は大イベントFOMCと日銀金融政策決定会合があります。イベントというものは相場の分岐点になることが多々ございます。
今までは、FOMCで0.25%金利を上げるたびに円高となり、東京市場は大きく下げていました。きょうテレビに出てきた解説者もそれを指摘して、日経平均は1000円くらい下げるかもしれないと、公然と言っていました。
さて、相場とはそんなに単純なものでしょうか?
そこで、きょうの大引けを受けての、私の相場観測法で計算した展望を申し上げます。まず来週の日経平均の変動レンジ
上限:20460円
下限:19780円
以上が計算されます。
この下限を覚えておいて下さい。下限を大引けで切ってくるようなら、7月中旬までの1ヶ月間18800円くらいまでの可能性は出ます。
来週は今年最大の分岐点。性根を入れて取り組みましょう。私は下げる事などこれっぽっちも考えていません。では御健闘を祈ります。
『相場コラム『わしの罫線』』(2017年6月9日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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チャーチスト歴35年!【橋本罫線考案者】テクニカルのプロである橋本明男が毎日綴る相場コラム。日々の株式市場の動向から、短期的・中期的な相場の行方を予測。また、東証1部の銘柄を中心に、今が狙い目の個別銘柄の情報も掲載しています。