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たった1日で初期投資回収!月商120万円の「カンボジアン・ドリーム」屋台を探る

アジアのローカル景気やおカネ事情を現地在住ウォッチャーがレポート。今回はカンボジア・プノンペンはセントラルマーケット周辺エリアで、舐めちゃいけないポテンシャルを秘めた屋台ビジネスの実態を探ってみました(取材・文 / げん 改め けん)

【 取材時の為替レート: 1USドル = 約4,100カンボジアリエル = 約120円 】
※カンボジアではUSドルが広く通用しています

カンボジアに来たら、まずはめちゃくちゃ儲けている「屋台」を見るべしっ!

皆さんはじめまして。路地ウラ景気ウォッチャー・カンボジア担当の「げん 改め けん」でございます。

今回のテーマ「屋台」――日本にいる時から屋台が大好きな僕にとって、カンボジアはまさに天国!

カンボジアの屋台は、なんといっても種類が豊富。クメール(カンボジア)の伝統的な料理はもちろん、小腹が空いた時におやつ感覚で食べられる物や、ちょっと目新しい新ジャンルの屋台まで、様々な食べ物が格安で楽しめるんですよ♪

一般的な屋台。食材と調理法を指定すれば、目の前で調理してくれる

一般的な屋台。食材と調理法を指定すれば、目の前で調理してくれる

ここ1年で急激に増えてきたケバブの屋台。1個1ドル未満で美味しい

ここ1年で急激に増えてきたケバブの屋台。1個1ドル未満で美味しい

日本で屋台といえば(もしかすると)酔っぱらいのオジさまが行くイメージがあるかもしれませんね。でもカンボジアでは、そのイメージもひと味違います。

カンボジア人は老若男女、みんな屋台が大好き!僕の知り合いのカンボジア人に聞くと、多い人ならほぼ毎日、少ない人でも週に最低一度は利用しているようです。

移動式のコーヒースタンドでは、1杯0.5ドル程度でコーヒーが楽しめる

移動式のコーヒースタンドでは、1杯0.5ドル程度でコーヒーが楽しめる

食事時に屋台に行けば、仲間同士でお酒を楽しむ人はもちろん、デートを楽しむ恋人たち、食事を楽しむ家族連れなど、幅広い客層の「生活に密着したリアルな風景」を垣間みることが出来ますよ。

そんな現地のリサーチにも持ってこいの屋台。しばらくそこで飲んでると、勘が良い人は気付くかもしれませんね。

「あれ? もしかしてこのお店……めちゃくちゃ儲かっているのでは!?」

見た目で「気になる度No.1」の虫の佃煮!実は美味しい

見た目で「気になる度No.1」の虫の佃煮!実は美味しい

ピザ屋台は釜も移動式。焼きたてで美味

ピザ屋台は釜も移動式。焼きたてで美味

たった1日で初期投資回収!驚きの「カンボジアン・ドリーム」屋台を発見

今回リサーチしたのはプノンペン中心部・セントラルマーケットからほど近い、ゴールデンソリアモール周辺の、とある飲食系屋台。

今回取材した屋台。カンボジアでよく見かける、シンプルな店構え

今回取材した屋台。カンボジアでよく見かける、シンプルな店構え

屋台のテーブルが足りなくなると道路にも並べて対応する

屋台のテーブルが足りなくなると道路にも並べて対応する

店先に所狭しと並べられた食材から、お好きなものと調理法を指定すれば、即座に美味しい料理を作ってくれます。

市場から仕入れたばかりの新鮮な魚介や野菜がたくさん

市場から仕入れたばかりの新鮮な魚介や野菜がたくさん

食材を選んで調理法を指定すれば、アツアツの出来たて料理がすぐに出てくる

食材を選んで調理法を指定すれば、アツアツの出来たて料理がすぐに出てくる

オーナーのパネットさん(26)と奥さんが、7年ほど前に初期投資300ドル(約3万6,000円)程度で始めたこの「事業」。今ではパネットさんご夫婦と妹さんに加え、更に2名のスタッフを雇い、計5名で切り盛りしています。

オーナーのパネットさんは、タイガーウッズ似のイケメン!

オーナーのパネットさんは、タイガーウッズ似のイケメン!

飲屋街という場所がら、毎日夕方の5時から明け方6時まで休む暇なく働くパネットさん。彼の人柄もあり、お店は連日大盛況。1日の来客は100名前後で、平均して300~400ドル(約4万2,000円)/日を売り上げるそうです。

しかも、こちらの屋台は賃貸の住居の前に構えた物で、場所代は住居を兼ねた家賃と光熱費など入れても月1,000ドル(約12万円)!

仕入れは1日50ドル(月間1,500ドル)ということですから、人件費やその他の出費を加えても、月の経費は3,000ドル(約36万円)程度。

屋台ひとつで月1万ドル(約120万円)を売り上げ、7,000ドル(約84万円)の利益を叩き出すわけですから……その収益性の高さに驚かされます。

パネットさんご夫婦を含め、計5名で切り盛りする

パネットさんご夫婦を含め、計5名で切り盛りする

もちろん、はじめからカンタンに経営が軌道に乗ったわけではありませんが、現状から単純に換算すると、「たった1日で初期投資を回収出来る」計算となります。これぞまさに、カンボジアン・ドリームですよね!

手前がポークリブ、奥がイカと野菜の炒め物。1.5~2ドルの激安人気メニューだ

手前がポークリブ、奥がイカと野菜の炒め物。1.5~2ドルの激安人気メニューだ

冷蔵庫が無いため、飲み物はクーラーボックスで冷やす

冷蔵庫が無いため、飲み物はクーラーボックスで冷やす

ビールには氷を入れて飲むのがカンボジア流!

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苦戦する日系企業続出!「カンボジアン・ナイトメア」の原因は?

2014年にはイオン・モールもオープンし、日本人や日系企業の進出が目立つカンボジア。

どの企業も、ローカルの屋台ビジネスを遙かに凌ぐ初期投資と様々な工夫をこらし、満を持して進出してきているはずなんですが、たった1年足らずで撤退を余儀なくされる企業も。これではカンボジアン・ドリームならぬ、「カンボジアン・ナイトメア(悪夢)」ですよね。

では今回ご紹介したパネットさんが、彼の屋台で何か特別な工夫やサービスをしているかというと……、実はそうでもないんです。

僕が「何で屋台を始めたの?」と聞いても「てっとり早く(低資本で)始めれるものがこれしか無かった」って感じですし、僕が「お店の看板メニューは?」と聞いても「特に無いし、まんべんなく売れてるよ」とのこと。

回答にイチイチこだわりが無さ過ぎて、ホント笑っちゃうくらいなんですよ。

てっとり早く始めた屋台が大当たり。ローカル事情の熟知と自然体が成功の秘訣?

てっとり早く始めた屋台が大当たり。ローカル事情の熟知と自然体が成功の秘訣?

でも、僕の考えるカンボジアでの「成功の法則」には、ちゃんとのっとっているんですよね。

地元ニーズに沿った立地選定や、ターゲットに対する適切な営業時間と価格設定。食材を安く仕入れて無駄にしないオペレーション(=あるものから選ばせる仕組み)。人材育成の容易さ(=メニューは家庭料理の延長)などなど。

パネットさんのお店は繁華街に面し、深夜まで飲み歩く人で賑わう

パネットさんのお店は繁華街に面し、深夜まで飲み歩く人で賑わう

経済成長率が7%を超えるカンボジアでは、「時流に逆らわずにしっかり波に乗れれば、ちゃんと儲けを出せますよ」と言わんばかりの、お手本のような事例がパネットさんの屋台だと思います。

いち早く波の先端に行けば、その分大きな利益が見込めるのは確か。でも、急ぎすぎてもダメなんですね。そのあたりに、日系企業を含む大資本がカンボジアで思わぬ苦戦を強いられる原因が潜んでいるのかもしれません。

ASEAN統合を控え、これからも日々変化を続けるであろうカンボジア。「波の先端を狙うチャンスは屋台に限らず沢山あるな」と、ビールを飲みながら物思いにふける「げん 改め けん」が、路地ウラ事情をカンボジア・プノンペンからお届けいたしました!

パネットさん(26)屋台経営
に景気アンケート!

バイクに跨るパネットさん

あなたの景気は100点満点で何点?
「60点。悪くも無いけど良くも無いよ」
(ちなみに、お店に居合わせたカンボジア人のお客さんが感じるこのお店の景気は「100点満点!」とのことでした)

これから景気は良くなると思う?悪くなると思う?
「多少良くなることはあっても、いまの仕事を続けていく限りは基本的にずっと現状維持のままだろうね」
(お店に居合わせたカンボジア人のお客さんは、この店はこの先も「ずっと良いままだ!」とのこと。こちらの方が楽観的なカンボジア人らしい感覚かもしれません)

いまいちばん欲しいモノは何?
「いまの商売が順調に回るようになって、自分の車も買ったし、地元に家も建てた。欲しいモノは一通り買えたんだ。だから、今後は何か新しい事業を始めて、権利収入を得たいと思っているよ」
(更なる向上心を見せる辺り、さすが繁盛店の経営者です!)

路地ウラウォッチャー – げん 改め けん

日本で結婚して、たった半年でカンボジアへ単身渡航。彼いわく、結婚3ヶ月で奥さんのご両親に「カンボジアに行きます」と挨拶したことが、人生で最も緊張した瞬間とのこと。男にはやらなきゃいけない時があるとはいえ、本当に今だったのか!? それを証明する為にも、行け!「げん 改め けん」! 働け!「げん 改め けん」!!

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