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1ドル104.6円が上値メドに/「ヒラリー圧勝ムード」を過信は禁物=ゆきママ

3.ますます読めない米大統領選挙(今週のホットイベント解説)

投票日が11月8日なので、今週というよりは再来週のホットイベントとなりますが、米大統領選挙の動向は注意深く見守っておく必要があるでしょう。日本のメディアはアメリカの大手メディアの受け売りで報じていることもあって、すでにヒラリー圧勝を予想していますが、エコノミストの一部からはトランプが巻き返しているのではないかといった指摘もあります。

アメリカのメディアもヒラリー支持ということで、なかなかヒラリーに関してネガティブな報道はされなくなっていることにより、実際の状況と市場の値動きの乖離を発生させる可能性は十分ですから、仮にヒラリー勝利で相場が進んでいる場合は、要注意でしょう。

加えて、今後は日々報道される支持率に踊らされてはいけないということも覚えておきましょう。これは米大統領選挙の仕組みに由来しますが、メイン州とネブラスカ州を除いた州は勝者総取り方式となっており、その州で勝利を収めれば予め割り当てられた票(選挙人)を全て獲得することができるようになっています。

なので、支持率の比がダイレクトに得票数に結びつくわけではありません。支持率に全く意味がないわけではありませんが、要は多くの票が割り当てられた州の勝ち負けが勝負を決することになりますので、むしろそちらに注目しておく必要があるでしょう。

現状で、ヒラリーは特に選挙人が多く割り当てられた(人口が多い)、いわゆる都会で高め支持率となっていることもあり、それが圧勝予想の根幹となっています。

しかしながら、裏を返せば選挙人の多い州でトランプ支持が高まるようだと、一気にわからなくなってくるということでもありますから、予断を持たずにしっかり見極めるように努めましょう。

ちなみに、逆パターンで考えれば、トランプが支持率で逆転したからといって、単純にトランプ勝利とも言えないわけで、もしそういった際に相場がネガティブに大きく傾くようであれば、投資のチャンスとして捉えるといったこともあり得るかと思いますので、とにかく報道の中身をしっかり検討した上で、戦略を決定していきたいところです。

4.ゆきママのトレード観

基本的にはリスクオン気味の相場が続いているので、強いて言えば流れに逆らわす、ロングを中心にトレード方針を組み立てたいところです。ただし、値動きは小さく、小刻みなトレードを続けるしかなさそうなので、短い時間軸でのトレードが苦手という場合には、様子見で問題ないでしょう。

ワンポイントとして、エントリーのチャンスを十分に待つということでしょうか。値動きが小さいので、高い位置でエントリーすると、含み損を長い時間抱えることにつながりかねませんから、普段以上に引きつけることは意識しておきたいですね。

具体的なレートを含んだトレード戦略については、日々ツイッターで公開していますので、どうぞよろしくお願いします。

※ゆきママのツイッターアカウント


※本記事は有料メルマガ『お値段以上!?ゆきママの「週刊為替予測レポート」(有料板)』2016年10月23日号の抜粋です。毎週いち早くゆきママさんの解説をご覧いただくには、今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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お値段以上!?ゆきママの「週刊為替予測レポート」』(2016年10月23日号)より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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