今回は確定拠出年金の話題です。2017年1月からiDeCo(個人型確定拠出年金)の加入対象者枠が拡大されることによって、今まで加入対象外だった配偶者の扶養に入っている主婦(夫)や公務員等が加入出来るようになります。
それに伴い各運営管理機関(金融機関)では口座開設をしてもらおうとキャンペーン等を行い、今iDeCoは盛り上がりをみせています。
年金を積み立てることから長いお付き合いになることが予想される運営管理機関。どこで口座開設をすべきか? 悩む方も多いのではないでしょうか。(『億の近道』梶原真由美)
ファイナンシャルプランナー。日本ではまだ珍しい顧問契約制のFP会社である株式会社マネーライフプランニング所属。1976年千葉県生まれ。40歳で出産、12歳年下の夫と長女の3人家族。
SBI証券、楽天証券、スルガ銀行~上位3社を比較して分かったこと
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは?
我が国の年金制度は3階建ての階段式となっており、被扶養配偶者(会社員の妻など)、個人事業主、会社員、公務員など、立場によって1階~3階と加入の幅が異なっています。
1階部分までの加入であれば、将来給付される年金額も少なく、3階部分までの加入があれば将来給付される年金額も手厚いものとなります。立場による将来の年金給付額の差を縮めることが出来るのが、自主的に2階・3階部分を積み立てる「個人型」確定拠出年金という訳です。
※その他、掛金全額所得控除になる等、税制上のメリットも豊富です。詳細は下記サイトでご確認下さい。
※モーニングスター社 個人型確定拠出年金
iDeCo(個人型確定拠出年金)サイトランキングが発表された!
10月17日、モーニングスター社が手がけるインターネット上で提供されるサービスを中立的な立場から評価・分析するサイト「Gomez」で、「iDeCo(個人型確定拠出年金)サイトランキング」が発表されました。
・Gomez「iDeCo(個人型確定拠出年金)サイトランキング」
1位:SBI証券(8.73P)
2位:楽天証券(8.57P)
3位:スルガ銀行(7.42P)
という結果です。1位「SBI証券」と2位「楽天証券」が、3位に1P以上の差をつけてのランクインですね。
では、どういった基準でこのポイントは算出されているのでしょうか?
サイト内にある、ランキングの手法を確認してみると、以下の3つの視点からなる、46項目のランキング・スコアカードを用いて算出しているようです。
A. サイトの使いやすさ
B. 情報量と取扱商品の充実度
C. 総費用(コスト)
コスト、商品ラインナップ、サイトの使いやすさ(情報量)という視点で比較されています。
では、上位3社を具体的に比較してみましょう。ここからは個人的に各社webサイトから調べた情報を掲載していきます。