fbpx

「買い時」の何倍も難しい、トランプ相場の「売り時」を判断する方法=栫井駿介

多くの銘柄は適正価格の範囲内

多くの売買されている銘柄の中で、多くは「(2)適正価格」の状態にあります。そのため、私が「割安か割高か」と聞かれた場合、「どちらでもない」と答えることがほとんどでしょう。そのような銘柄を敢えて買う必要はありませんし、気に入っているのなら無理に売る必要もないでしょう。

一方で、(1)や(3)の状態にある株式はそう多くありません。これらの状態にある銘柄は稀であり、そうなっているとしたらとても貴重な機会です。

大幅に割安な(1)の状態にあるときには積極的に買いに行くべきでしょう。一方で、保有株が大幅に割高な(3)の状態にある時は、なるべく早く売却すべきです。(1)も(3)も、そう頻繁に訪れることはありません。

当社が会員向けに発行するレポートの「推奨銘柄」においては、(2)にあたる適正価格レンジを示しています。売買の際にはそれを1つの目安として、投資判断に役立てていただければと思います。

つばめ投資顧問は相場変動に左右されない「バリュー株投資」を提唱しています。バリュー株投資についてはこちらのページをご覧ください。記事に関する質問も受け付けています。

※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取扱いには十分留意してください。

【関連】バリュー投資の視点で選ぶ「2017年注目セクター」と厳選銘柄3つ=栫井駿介

【関連】さらば発泡酒! 酒税改正に揺れるビール業界、生き残りの条件とは=栫井駿介

【関連】公募割れ続く日本郵政とゆうちょ銀行 「騙された」株主のとるべき道は?=栫井駿介

1 2

バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』(2017年1月11日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による

無料メルマガ好評配信中

バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問

[無料 ほぼ 平日刊]
【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー