fbpx

イオン、アパート、澄んだ空。大家の私が「日本の田舎」に覚えた危機感=姫野秀喜

皆様はこの年末年始どのようにお過ごしでしたか? 私は田舎に帰省しました。一口に田舎と言いましてもいろいろありますが、大きな都市まで高速道路を使って約1時間のあたりの田舎です。そこで人口減少の影響を目の当たりにし、日本の田舎に危機感を覚えました。(『1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』姫野秀喜)

プロフィール:姫野秀喜(ひめの ひでき)
姫屋不動産コンサルティング(株)代表。1978年生まれ、福岡市出身。九州大学経済学部卒。アクセンチュア(株)で売上3,000億円超え企業の会計・経営計画策定などコンサルティングに従事。合間の不動産投資で資産1億円を達成し独立。年間100件以上行う現地調査の情報と高い問題解決力で、顧客ごとに戦略策定から実行までを一貫してサポートしている。

10年後はどうなる?不動産投資の視点で考える田舎の問題点

薄暗いイオン、目の当たりにした人口減少

皆様はこの年末年始どのようにお過ごしでしたか? 私は田舎に帰省しました。一口に田舎と言いましてもいろいろありますが、大きな都市まで高速道路を使って約1時間のあたりの田舎です。そこで人口減少の影響を目の当たりにし、日本の田舎に危機感を覚えました。

まず人を見かけない。車の通りはあるが主要道路周囲の店がつぶれている畑が耕作されなくなっている。頭では理解しているつもりでしたが、実際にこの目で見ていると、大きな衝撃を受けました。

【関連】【書評】老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路=姫野秀喜

地元のイオンにも行ってみました。田舎のお手軽レジャーといえば車でジャスコに行ってお茶するというのが定番ですが、イオン内にあるミスドが撤退していました。仕方が無いので、すぐ近くのマックでコーヒーを飲みました。

年末で大賑わいのはずのイオンも、なんだか店内が暗めです。照明が暗いのです。節電節約が徹底されています。23区内のイトーヨーカドーとは比べるべくもなく、人は少なめで、買い物はしやすかったです。

いつまで安心?田舎のアパート経営

そんな田舎にも関わらず、アパートが2棟ありました。平成以降に建てられたもののようで、比較的きれいめではありますが、1棟はペンキをそろそろ塗り直した方がよい感じでした。

遠目で観察している限りでは、幸いに2棟とも満室に近いようです。アパートの敷地内に広い駐車場があるため、全部屋に1台ずつは駐車できるのが満室の理由かもしれません。

満室経営ができているアパートだと確認できたにも関わらず、やはり不安が募ります。今は満室かもしれないが、あとたったの10年先にはどうなのか。周囲にも広い空き地があり、そこに新築のアパートが建ったらどうなるだろう。そういったことを想像してしまう立地です。

今後10年で団塊の世代に多くの相続が発生します。安易な相続税対策として採算がとれそうもない立地にも関わらず、業者丸投げでアパートを建てる人も一定数増加が見込まれます。今あるアパートが、採算度外視で建てた新築のアパートとの勝負に勝てるとは到底思えませんでした。

今後10~20年くらい先を見越すと、10年後も需要のある地域を中心に投資していく必要があるとあらためて思いました。そういう意味で、先日ご紹介した書籍『首都圏で資産を築く!王道の不動産投資』が正しいと思います。

Next: 田舎にも良いところはあるけれど…/各都道府県の人口から分かること

1 2

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらTwitterでMONEY VOICEをフォロー

ついでに読みたい