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「小池劇場」で外国人投資家はどう動く?日本株とドル円の注目点=江守哲

米国のインフレ率が大きくなれば「円高」になる

一方、日銀の黒田総裁は、昨年9月の導入から1年が経過した長短金利誘導策について、「これまでのところイールドカーブは調節方針と整合的な形で円滑に形成されている」との見解を示しました。黒田総裁は「物価上昇目標2%の実現には、なお距離がある」とし、現在の金融緩和策を「粘り強く進めていく」との考えを強調しています。

日銀は少なくとも、安倍政権が続くかぎり、黒田総裁が来年4月に退任したとしても、現在の日銀の政策は維持されるでしょう。この点はあまりに気にする必要はなさそうです。

ただし、そうなると、長期金利があまり動かないので、やはり理論上は円安になりやすくなるかもしれません。

結局は、米国のインフレ率が大きくなれば、円高になるということになります。この点もしっかり理解しておきたいところです。マスコミに出ているアナリストたちは、このような説明は絶対にしませんので(笑)。円高シナリオは表向きは絶対に話せませんから(笑)。

とにかく、いまはドル高基調にありますが、米国が株高を維持させるためにはドル安にしておく必要があります。米国はそう簡単にドル高を受け入れないでしょう。この点だけは忘れないようにしたいところです。

10月の想定レンジを記載してありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

【ドル円:2017年の想定レンジ】

強気シナリオ115.25円~129.85円(17年末128.35円)/弱気シナリオ103.60円~118.75円(17年末104.70円)

【ドル円:10月の想定レンジ】

強気シナリオ123.05円~127.85円/弱気シナリオ103.74円~109.25円

【ユーロ円:2017年の想定レンジ】

強気シナリオ119.80円~134.85円(17年末133.70円)/弱気シナリオ107.95円~124.75円(17年末109.65円)

【ユーロ円:10月の想定レンジ】

強気シナリオ122.85円~127.90円/弱気シナリオ108.65円~116.75円

【ユーロドル:2017年の想定レンジ】

強気シナリオ1.0270ドル~1.1700ドル(17年末1.1550ドル)/弱気シナリオ0.9480ドル~1.0695ドル(17年末0.9730ドル)

【ユーロドル:10月の想定レンジ】

強気シナリオ1.0980ドル~1.1415ドル/弱気シナリオ0.9585ドル~1.0130ドル

【ポンド円:2017年の想定レンジ】

強気シナリオ140.50円~156.25円(17年末154.20円)/弱気シナリオ125.65円~146.85円(17年末127.05円)

【ポンド円:10月の想定レンジ】

強気シナリオ143.60円~150.00円/弱気シナリオ127.60円~137.50円

【ポンドドル:2017年の想定レンジ】

強気シナリオ1.2080ドル~1.3710ドル(17年末1.3535ドル)/弱気シナリオ1.1230ドル~1.2510ドル(17年末1.1435ドル)

【ポンドドル:10月の想定レンジ】

強気シナリオ1.2910ドル~1.3450ドル/弱気シナリオ1.1255ドル~1.1895ドル

【豪ドル円:2017年の想定レンジ】

強気シナリオ83.20円~96.10円(17年末94.80円)/弱気シナリオ74.45円~87.00円(17年末77.70円)

【豪ドル円:10月の想定レンジ】

強気シナリオ89.05円~94.30円/弱気シナリオ74.45円~81.70円

【豪ドル/米ドル:2017年の想定レンジ】

強気シナリオ0.7070ドル~0.8200ドル(17年末0.8080ドル)/弱気シナリオ0.6480ドル~0.7355ドル(17年末0.6625ドル)

【豪ドル/米ドル:9月の想定レンジ】

強気シナリオ0.7630ドル~0.8065ドル/弱気シナリオ0.6535ドル~0.6970ドル

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2017年10月2日号の目次

・マーケット・ヴューポイント~「長期上昇相場の道程」
・株式市場~米国株は強い相場であることを理解する、日本株もようやく上昇の動き
・為替市場~ドル円はやや割高
・コモディティ市場~金は大幅続落、原油は高値更新
・今週の「ポジショントーク」~原油高を見越したポジションが奏功
・ヘッジファンド投資戦略~「香港のヘッジファンド事情」-投資戦略構築のポイント~
・ベースボール・パーク~「土曜日は野球の練習、日曜日は都大会と地元リーグ戦の試合」
・セミナー・メディア出演のお知らせ


本記事は『江守哲の「投資の哲人」~ヘッジファンド投資戦略のすべて』2017年10月2日号の一部抜粋です。全文にご興味をお持ちの方は、バックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した米国株式、コモディティ各市場の詳細な分析(約2万2,000文字)もすぐ読めます。

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株式・為替・コモディティなどの独自の市場分析を踏まえ、常識・定説とは異なる投資戦略の考え方を読者と共有したいと思います。グローバル投資家やヘッジファンドの投資戦略の構築プロセスなどについてもお話します。さらに商社出身でコモディティの現物取引にも従事していた経験や、幅広い人脈から、面白いネタや裏話もご披露します。またマーケット関連だけでなく、野球を中心にスポーツネタやマーケットと野球・スポーツの共通性などについても触れてみたいと思います。

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