いったいどこに投資すればいいのか?
株式投資と言っても、投資対象になる企業は夥しく存在し、さらにグローバル化した世界では投資する国も多岐に渡っている。選択肢は数十万手以上あると言っても過言ではない。
全財産が100万円だった場合、いったいどこに投資すればいいのだろうか。
日本人なら日本に投資すべきなのだろうか。確かに日本人には日本企業は馴染みがあり、投資しやすいという利点はある。しかし、日本の株式市場は世界から見るとローカル市場であり、未だに1989年のバブル最高値を更新できないほど不甲斐ない。どうせ投資するならば、資本主義の「総本山」に投資する方が確かであり確実である。
その総本山はどこにあるのか。アメリカだ。だから、私なら全財産が100万円なら、それを迷いなくアメリカに投資する。
アメリカ経済は何度でも蘇る
アメリカは落ち目だとか凋落しているとか分裂しているとよく言われているが、それほど気にしなくてもいい。
同じことは1963年のケネディ大統領暗殺時にも、1975年のベトナム戦争の敗戦時にも、2000年のITバブル崩壊時にも、2008年のリーマンショック時にも繰り返し言われていた。
しかし、そのたびにアメリカの株式市場は蘇って高値を更新し続けている。これからも、アメリカの時代は続き、ニューヨーク証券取引所は高値を更新し続けるだろう。
なぜ断言できるのかというと、現在の世の中はグローバル化した巨大多国籍企業が支配しており、その多くがアメリカの株式市場に上場しているからである。
アップル、マイクロソフト、グーグル、アマゾン、インテル、IBM、ファイザー、J&J、ビザ、マスターカード、コカコーラ、ペプシ、P&G、ナイキ、スターバックス、ボーイング、エクソンモービル、シェブロン……。
私たちの生活に食い込んでいる巨大多国籍企業がどこに上場しているのか調べたら、アメリカが凋落するなど「たわごと」でしかないことが誰でも分かるはずだ。
むしろ、アメリカに投資しない方がどうかしている。