投資スタイルの1つ「ジャッジメンタル」をご存じですか?テクニカルでもファンダメンタルでもないこの手法、その中でも代表的な「テーマ株投資」に注目です。(『資産1億円への道』山田健彦)
国策や時流に逆らわない「追い風」を受けて稼ぐ2018年の投資術
もう1つの投資スタイル
株式投資では、オーソドックスな投資スタイルとして、
- ファンダメンタル
- テクニカル
の2つの方法が伝統的に存在します。
また、かなりギャンブルの要素が入ることも場合によってはありますが、
- ジャッジメンタル
という、ファンダメンタルもテクニカルも軽視ないし無視して投資するスタイルもあります。
このジャッジメンタル手法の1つとして、テーマを追いかけて投資する、という「テーマ株投資」というものがあります。
格言「国策に逆らうな」
市場の格言のひとつに「国策に逆らうな」というのがあります。
一般的に国の重点政策とされる事業には、助成金が支給されたり、税金の減免などなど色々な特典が付きます。
テーマ株投資とは、このような「国策」に関連している銘柄に投資することや、その時の時流で人々が重要だと思うことに関連する銘柄に投資する手法です。
その「国策」ですが、毎年この時期には新聞に来年度予算獲得のため各省庁がぶち上げるさまざまな政策案が日々載ってきます。
例えば、
- 賃金を3%以上上げた企業、設備投資を増やす企業には法人税減税を施す「生産性革命」
- 東京オリンピックを見据えたサイバー空間も含めたテロ対策
- 高校・大学教育、幼児教育の無償化や保育園待機児童ゼロ目標の「人づくり革命」
- ネット上での不正な転売防止のための電子認証、電子決済
- 有機EL
- 自動運転
- AI(人工知能)、AIスピーカー、IoT
- 民泊(推進案、規制案とも)
- EV、全固体電池、マグネシウム電池、燃料電池
- 量子コンピューター
- 次世代高速携帯通信規格(5G)
- 4K, 8K画質の開発による新型TVの登場
- 遺伝子治療
- ジェネリック医薬品の普及
などなど…。
このような「国策」に関連する銘柄には、さまざまな追い風が吹くので、業績向上がかなりの確率で期待できます。株価はそれを期待して先行して上昇していきます。
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