北朝鮮の脅威…ビットコインの何が危ないかと言えば結局「○○○」な件=今市太郎

仮想通貨の過熱ブームの中で私たちが考えておくべき大きなリスクとは、いったい何でしょうか? ひとつ間違えれば、市場が壊滅する恐れもあります。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)

※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2018年1月2日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

ビットコインの価値がゼロに?仮想通貨市場に空いた大きな穴とは

仮想通貨ブームに潜むリスク

正月早々、またまた耳障りのよくない話で恐縮ですが、仮想通貨の過熱ブームの中で我々が考えておかなくてはならないリスクとしてかなり大きなものになっているのが、取引所という存在です。

ブロックチェーンは中央集権的な機構を持たなくても、台帳を分散管理してこれを簡単に書き換えたりすることはもはや不可能な状態です。ブロックチェーンのトランザクション上の問題は依然として残るものの、それ自体の安全性は確かに高く、これをもってして仮想通貨全体が非常に安全で将来性のある存在という話がまことしやかに出回っています。しかし、このプロセスの中で今、もっとも安全ではないのが「取引所」の問題と言えるでしょう。

足元でも取引所に対するサイバーアタックの数は増えており、想像するよりも実にいとも簡単に外部からの攻撃を受け、仮想通貨が奪われるという事態が世界中で頻繁に起きています。

この領域には北朝鮮のサイバーテロ部隊も既に投入されているようで、状況は我々が考える以上に深刻になってきています。あまり考えたくはないことですが、この取引所が同時多発的にサイバー攻撃を受け、世界的な取引不能状態やほとんどの主要仮想通貨が奪われてしまうといった不測の事態が起きることもありえます。つまり、仮想通貨自身の安全性の問題とは別の、販売業者のセキュリティ上の問題が仮想通貨市場を壊滅的な状況に追い込む可能性が十分にではじめていると言えます。

すでにかなりの人がお忘れだと思いますが、2014年にマウントゴックス社がハッカーのアタックを受け、取引所に保管されている顧客のビットコインが盗まれて倒産するという不可解な事件が発生しました。その当時でも盗まれた金額は117億円とかなりの規模で、「仮想通貨は安全じゃなかったのかよ?」という疑問が一斉に高まりました。

2018年サイバーアタックは取引所に集中か

どんなに安全な装備を誇る家であっても、肝心の入口の管理を適当な管理会社に委託して、それがぶち壊されてしまえば、盗まれ放題になるのは当たり前の話です。今、仮想通貨は完全にそうした状況に陥ろうとしているのです。

韓国の取引所が国によって閉鎖などというよろしくない報道のヘッドラインが走るだけで、あれよあれよといううちに価格が下がるビットコイン。これが世界の主要取引所同時閉鎖取引不能などという事態に追い込まれた場合に、どこまで値が下がるのかは、まったく想像できない状況です。レガシーな金融商品ではありえないような、仮想通貨の流通取引ならではの問題が発生する可能性はかなり高いといえます。

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