北朝鮮の脅威…ビットコインの何が危ないかと言えば結局「○○○」な件＝今市太郎

2018年1月7日ニュース

個人投資家のパニック意識が相場の暴落を引き起こす

取引所が一斉攻撃を受けるような事態になると、まともに仮想通貨の売買はできなくなることは容易に予想されます。そして、個人投資家がいきなり出口に一斉駆け込むように売りに走ることになれば、仮想通貨は大きな流動性パニックに包まれることになり、売りが相場をさらに下げる状況に直面することもありそうです。

なにより取引所がサイバーアタックで破綻続出ということになると、自らの仮想通貨を引き出す手段も失われて大損失という、通常の金融取引ではありえない事態に陥ることも考えておかなくてはなりません。こうなるとパニックどころの騒ぎではありません。

ビットコインはじめとする仮想通貨賞賛論を展開する人々には、この取引所というインフラがかかえる脆弱性の問題がまったく理解されていないようです。仮想通貨取引を見ていますと、実はこの問題が今年最大のネガティブイシューになるのではないかと非常に心配しています。しかし、それは本質的な問題ではないという方も多くいらっしゃいます。そういう方たちは、自分の保有するビットコインがなくなって終焉してしまっても、大した問題ではないというのでしょうか。

今年、仮想通貨には、こうしたこれまでにないようなリスクが襲いかかる可能性があります。このことだけは十分に意識しておかれる必要があるのではないでしょうか？

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