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なぜ「格差婚」は幸せになれないのか? 夫婦の亀裂につながる4つの格差=午堂登紀雄

うまくいかない原因その2:資質の格差

たとえば「やればできる」「努力は報われる」と信じている人と、「自分にはムリ」「努力したって報われないからやっても無駄」と最初から諦めている人とでは、生き方に大きな違いが出てしまい、同じ人生を共有できないでしょう。

先ほどの品性の違いも、本人の意識次第で何とでもなります。テーブルマナーだって学べるし、「自宅に招かれたら必ず手土産を持っていく」という習慣も、周囲をよく観察していれば取り入れられる。「そうありたい」と思えば、いくらでも情報は入ってくる。しかしそういう意識がなければ、周囲を流れる情報も、他人の振る舞いも、ただの景色としてスルーされるだけです。

そのため過去に、何かに没頭し努力して成し遂げたという成功体験を持っているかどうかを確認したほうが良いかもしれません。そういった経験があれば、家庭を前向きに展開させる努力にも積極的に取り組んでくれる可能性が高いと思います。

ただし、一方の成長に対してもう一方の精神の成長が追い付かない場合、離婚に至るケースが見られます。

たとえば不遇な時代に結婚し、のちにどちらかが大成を収めたという場合、本人のあくなき向上欲求に、配偶者がついていけず卑屈になるとか、嫉妬したりして逆に相手にブレーキをかけるようになる、といったケースです。

起業家によく見られる傾向で、私のまわりでも離婚歴のある起業家は頻繁に目にします。とはいえ、これは結婚前には見極めようがないですから、相手がどうなろうと自分がどっしりと構え、全面的に応援するという覚悟が必要です。

うまくいかない原因その3:自我の成熟度の格差

次の自己肯定感自己有能感などの自我の成熟度の格差も、長い結婚生活を続けるうえでは無視できない要因です。

たとえばDV(家庭内暴力)に走る人、嫉妬心の強い粘着質な人、浮気癖のある人などは、適切な自己肯定感が育っておらず、相手を支配したり縛ったりすることで自分の価値を確認しようとします。

嫉妬心が強いのも、自分に自信がない人の特徴です。だから自分が安心するためには相手の都合などおかまいなく、メール攻撃や執拗な追及など、何でもするのです。

浮気癖も、自我の確立が不十分なため、つねにいろんな人から愛されていないと不安なのです。愛されていると確認したいから、何度でも浮気を繰り返します。

こうした性質は、付き合っている時によく観察していればすぐに見抜くことができますし、自身が正常な自意識を持っていればそういう相手は選びません。

しかし自分も自己肯定感が低ければ、愛情を確認する方法が似てくるので、お互いに惹かれ合って結婚し、表面上はうまくいってしまいます。

いわゆる共依存という関係ですが、相互に依存しあってるゆえに、不満があっても離れられない。これは良い悪いではなく、本人たちが幸せならばそれで問題はありません。しかし、小さな殻を破れずこじんまりとした人生になってしまうのも、またこういう関係の人たちでもあるのです。

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