fbpx

なぜ史上最低の失業率なのに、アメリカでホームレスが増え続けるのか?

なぜホームレスは増えているのか?

以下のデータをご覧ください。セントルイス地区連銀のロサンゼルス郡の失業率の変化です。

180508homeless_1

2010年の12.5%から、8年後の今は半分以下に下がっていることを示していますが――。

では、なぜホームレスが増えているのか? 統計に騙されてはなりませんよ

そして、ホームレス用の小屋の写真を紹介します。

180508homeless_2

写っている3名の人物ですが、中央の老人が75歳のホームレス、両隣が住宅のオーナーです。そして、右奥の建物が貸しているシェルターです。

この75歳の老人はとても人に愛される好々爺で、想像もできない豊かな人生経験を重ねて来た人のようです。

最後に、富裕層は現状をどう見ているのかを紹介しておきましょう。

富裕層は不況に備えている

世界中の超富裕層の75%は、非常に近い将来「不況に突入する」と見ているようです。海外報道の翻訳しながら、ポイントを解説します。

JPモルガンの調査によると、米国経済はフル回転なのだが、超富裕層投資家の75%は「遅くとも2020年には不況になる」と見ているそうだ。

内訳は、21%は2019年から景気後退になると見ており、50%は2020年から景気が悪化すると見ている。

この調査結果は、4月18日の週に発表された。対象者は欧州・中近東などを含む700人以上のJPモルガン銀行の顧客個人投資家である。

出典:75% of the ultra-rich forecast a US recession in the next two years, survey finds – CNBC(2018年4月19日配信)

2018年3月に引き続き、米国の今後の利上げについては、47%が年内利上げを予想。個人個人へのインタビューでは、41%が2回ないし3回以上の利上げを予測しています。

意外と富裕層の皆さまは、超保守的スタンスなのです。守りに入るのです。投資資金に余裕が無い人ほど、借金して、FX・ビットコイン等の博打に手を出すものです。

image by:Claudine Van Massenhove / Shutterstock.com

【関連】本当はボロボロの米国経済。景気悪化の「兆候」を示す3つのデータ


※本記事は、『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』2018年4月27日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

<初月無料購読ですぐ読める! 5月配信済みバックナンバー>

※いま初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。

・諸国家の累積債務、多重債務国家が増えている/公式統計とは一体何なのだろう(5/7)
・金利上昇じわじわと/会社更生、民事再生も困難になっているのが現実(5/2)
・損失が大きすぎるので廃業(5/1)

<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>

※5月分すべて無料の定期購読手続きを完了後、各月バックナンバーをお求めください。

4月配信分
・米国、失業率は史上最低で、ホームレスは増える一方(4/27)
・トルコ中銀、米国に預託してきた金準備を本国に返還へ(4/26)
・米ドル支配に対するイランの反撃(4/25)
・ロンドンでは、金(ゴールド)の売上が3.5倍(4/24)
・金と銀、金利と価格の関係は(4/23)
・私の妄想:金価格、銀価格はどうなる?(4/20)
・米国に対するロシアの平和的戦略兵器/ロシアの金輸出計画(4/19)
・GM、セダン販売不振で数百名を解雇へ(4/18)
・どんどん増える傾向の米国小売チェーンの店舗閉鎖(4/17)
・米国造幣局の金・銀貨の生産減少(4/16)
・豪州パース造幣局の大型金貨/仮想通貨、全面禁止まちがいなし(4/13)
・巨大物流センターの閉鎖(4/12)
・金貨を正貨に/ムーディズ、英系バークレイズ銀行をジャンク寸前まで格下げ(4/11)
・テスラ社のリコールの酷さ/スウェーデンで、キャッシュレス社会に警告(4/10)
・米国新車月次販売報告/ロンドン金市場の価格発表、なぜか停止へ(4/9)
・ロシアの金準備/気になるドイツ銀行の動向(4/6)
・テスラ、駄目かも?(4/5)
・【中国】これは異常事態。必ずやどこかで噴出するはず(4/4)
・金貨を正貨に:ウェストバージニア州/預けておくのは心配だから(4/3)
・米国日産の減産/LIBOR、短期貸出金利と翌日物金利の乖離拡大に警戒(4/2)

3月配信分
・中国宇宙ステーションの落下地点は何処だ?(3/31)
・仮想通貨の消せない不都合な過去/米国は建国以来の最低失業率と言うものの(3/30)
・低価格アクセサリーももう駄目/食品スーパーも業績悪化で3回目の破産(3/29)
・ゴールド生産量のピークは?(3/28)
・【米経済】売上は伸びているが、再び解雇(3/27)
・貴方の飲み水、大丈夫?(3/26)
・犠牲となって死ぬのは部下(サウジアラビアの宮廷革命劇)(3/23)
・米国新車販売/ゴールド:預けておくのは心配だから(3/22)
・金貨を正貨に!法成立:アラバマ州(3/20)
・コンピュータ・プログラムによる電光石火瞬間取引のその瞬間(3/19)
・金貨を正貨に/増えるクレジットカード債務残高(3/16)
・売上の下落を食い止めるには、他の市場に殴りこみ(3/15)
・米銀行の資産総額は増える一方だが…(3/14)
・ゴールド:供給不足で御免なさい/情報漏洩の状況証拠(3/13)
・フォード、モデルチェンジの為の一時解雇と言うものの(3/12)
・原油、サウジアラビアの希望は70ドル/シェール油田のボトルネックは砂粒(3/9)
・米国新車販売2018年2月/英国トイザらスも会社整理に入った(3/8)
・コストダウンする為に正規労働者を切ってアルバイト雇用にする(3/7)
・デパートは貧困化時代の世相に合わない/清涼飲料大手の首切り(3/6)
・プエトリコを潰したのは英国銀行協会/ロンドン銀行間取引の金利が上昇(3/5)
・中国、恐怖心理指数を見たくない/米外食大手、120店を閉鎖(3/2)
・ドイツ銀行が500人の首切り/2018年貴金属価格予想(3/1)

2月配信分
・ロシア、金準備の積み増し/いつかは来る債務危機(2/28)
・ビットコインは失敗作/ヘッジファンドが大規模な債券売り(2/27)
・リアルマネーは非課税のはず/カザフスタンの金準備(2/26)
・増えるばかりの米国家計の借金/リバース・モーゲージ契約の伸びが示すもの(2/23)
・エネルギー探査開発需要が減っている/豪州、金貨・銀貨の種類を新たに増やす(2/22)
・大企業だから安全だとは言えない/まだまだ続く解雇の嵐(2/21)
・暗号通貨はネズミ講/2018年2月7日の週の資金流出(2/20)
・何を信じているのだろうか/人民元建て原油先物取引の取引開始日(2/19)
・米国造幣局、金貨及び銀貨の1月生産実績/中国の需要と供給(2/16)
・Wal Mart社が本社部門をリストラ/冬季五輪の背後で訓練を続けている部隊(2/15)
・何をもって好況と主張するの?/大手家庭用品メーカーの製造拠点集約と首切り(2/14)
・野村證券のデリバティブ商品、ほぼ価値ゼロに/麻薬中毒者は雇えない(2/13)
・【号外】米国株式市場の大暴落(2/12)
・大手生保の計算ミスは大規模/ロンドン不動産の惨敗(2/9)
・フォード社の格付け?/米国新車販売2018年1月(2/8)
・Perth造幣局、ブロックチェーン技術を応用して./孫会社の保険会社の大損失で本体がバラバラに(2/7)
・トイザラスの年末商戦結果は悪く、未来も暗い/外食チェーンも気にする中間層の消失(2/6)
・生活必需品の食品も需要が後退/米国を代表するツーリング用大型バイクが売れないのは何故?(2/5)
・中国基準が世界基準に? そしてブロックチェーン技術の応用/Perth造幣局(2/2)
・米ドルの弱体化と金価格(2/1)

【関連】「キャッシュレス後進国」に落ちた日本。焦った政府が大胆な計画変更へ=岩田昭男

【関連】ドバイで進む「人工知能政府」開発を、なぜ日本のマスコミはひた隠すのか?

【関連】Amazonはなぜ日本で「税逃れ」できるのか? 巨大企業のズルい税金戦略=大村大次郎

1 2
いつも感謝している高年の独り言(有料版)』(2018年4月27日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中

いつも感謝している高年の独り言(有料版)

[月額660円(税込) 毎週月・火・水・木・金曜日(祝祭日・年末年始を除く)]新聞等に報道されない海外でのディープな情報をお届けします。出来る限り、時代を先取りした情報やデータをお届けします。
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー