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ウォーレン・バフェットにピーター・リンチ……勝ち組投資家に学ぶ投資スタイル

長期投資で成功するにはどんな考え方が必要なのか

すぐに利益を出そうとしない

長期投資でうまくいくための最も大切な考え方は、すぐに利益を出そうとせず、気長に待つということです。株価が安いときに投資して、上がるのをじっと待つスタイルですから、いつ結果が出るかは誰にも分かりません。明日結果が出ることもあれば、10年経ってようやく結果が出ることもあります。そこまで自分を信じて待てることが肝心です。

値上がりで儲けても、そのお金をすぐに使ってしまってはいけません。できれば、儲けたお金はもう一度投資することをおすすめします。その方があなたの資産が増えるスピードは格段に上がるでしょう。金融用語では「複利効果」と言います。

「利益プラス10万円」というような利益を見るのではなく、「資産額1億円」ように資産の金額を目標にするのがいいでしょう。

自分の力で考える

長期投資の成功の鍵となるのが、マスコミや周囲の人の言うことに惑わされず、自分の力で考えられることです。

例えば、「日立の業績が悪化している」というニュースが出ると、大部分の人は日立の将来性を不安に思い、株価は下がるでしょう。そんな中でも「本当にそうなのか」と疑問を呈し、自分で財務諸表を見てみる常識を疑う力が必要になります。

自分の力で考えると言っても「自分はパナソニックの製品が好きでよく買っているから業績も上がるはずだ」と考えるのも短絡的です。

その製品が本当に売れているのかデータを調べ、売上が業績に与える影響はどの程度かということに立ち返る必要があります。これらはインターネットや新聞、経済雑誌などで調べることができます。

バフェットの師であり、バリュー投資の元祖であるベンジャミン・グレアムは「自分だけで考えろ、正確に考えろ」と言っています。自分の力で正しく考え、周囲に惑わされない強さが長期投資には必要なのです。

自分の間違いを認める

ある程度の確信を持って投資した以上、基本的に「損切り」することはおすすめしません。

しかし、どうしても株を売らなければならないという場面に遭遇することがあります。それは、自分の確信が間違いだと気づいた時です。

どんなに詳細な分析を行ったとしても、誰だって間違うことはあります。ビジネスが自分の予想した通りには拡大しなかったとか、より強い競合他社が出てきてシェアを奪われたとかいうことがあります。

会社の「強み」だと思っていたことが、実はそれほどすごいものではなく、誰でも真似ができるものだったりもします。

間違いに気づいた時は、損が出ていようと利益が出ていようと、その株からはおさらばすべきです。自分の間違いを素直に認め、同じ間違いをしないようにすることが重要です。

投資の神様と言われるバフェットですら、間違いを犯していると自ら告白し、それを隠すどころかおおっぴらに公言しています。「素直な心」が次の成功に結びつく重大な要素と言えるのです。

終わりに

株式投資は奥が深く、これが絶対という手法はありません。しかし、長期投資は正しく行うことで、成功の確率をグンと上げるものです。株式投資図鑑は一人でも多くの人が長期投資を実践し、「勝ち組」投資家になるのを応援しています。

株式投資図鑑の銘柄情報』(2015年7月21日号、24日号、26日号、28日号、)より一部抜粋
※太字はマネーボイス編集部による

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