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米長期金利「急上昇」に警戒を。日経平均2万4,000円目前で投資家の視点は移る=高梨彰

日経平均はあっという間に2万4,000円が視野に入ってきました。投資家の注目は米長期金利に集まります。急上昇さえなければ、リスク資産選好も続きそうです。(『高梨彰『しん・古今東西』高梨彰)

※本記事は有料メルマガ『高梨彰『しん・古今東西』』2018年9月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:高梨彰(たかなし あきら)
日本証券アナリスト協会検定会員。埼玉県立浦和高校・慶応義塾大学経済学部卒業。証券・銀行にて、米国債をはじめ債券・為替トレーディングに従事。投資顧問会社では、ファンドマネージャーとして外債を中心に年金・投信運用を担当。現在は大手銀行グループにて、チーフストラテジスト、ALMにおける経済・金融市場見通し並びに運用戦略立案を担当。講演・セミナー講師多数。

米長期金利が「急上昇」しなければ、リスク資産選好も続きそう

踏み上がる日経平均

今回の株価上昇、踏み上げということで構わないのでしょうけど、今度はどの程度続くか。仕掛けは粗方満足なので、あとは「市場の番人さん」の御託宣をアテにしようかと。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

米国債の金利急上昇に要注意

番人といえば米国債、米10年債利回りは再び3%台、3.05%付近です。

金利上昇はドル高を促すと同時にカネ回りを鈍らせ、株価はじめリスク資産価格下落へと繋がり得る存在です。10年債利回りが仮に上昇しても、緩やかな上昇であればリスク資産への影響も軽めかと。

マズいのは金利急上昇です。水準の基準としては、3.125%から先です。

それまでは単なるドル高要因。日本株にも優しい存在であるはず。しかし、米10年3.25%など長期金利上昇が顕在化してくると、俄かに「インフレ大丈夫だっけ」と市場は疑心暗鬼になります。

上昇エンジンは売り手の損切り…

米中での追加関税発動が告げられた直後でもあり、米長期金利の落ち着き具合は大切です。

ついでに、日本国債利回りにも影響はあるかと。日銀会合にて日本国債利回り上昇を促す措置が再び採られれば、世界主要通貨の長期金利にも刺激となりそうな地合いです。まぁ、何も追加措置は採らないでしょうけど。

これで皆が満足なら言うことなしなのですが、如何せん踏み上げは売り手の損切りが力の源泉です。あんまり雰囲気良くならないんですよね…。

今回のまとめ

・日経平均はあっという間の2万4,000円視野
・踏み上げ中心で雰囲気は必ずしも良くないでしょうけど
・米長期金利が急上昇しなければ、リスク資産選好も続きそう

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2018年9月配信分
  • 安倍総裁「圧勝」による「疑似」踏み上げへの期待(9/20)
  • 米国債の落ち着きに視点は移る(9/19)
  • 気が付けば踏み上げ(9/18)
  • 日経平均、「上抜けするなら今日でしょ」(9/14)
  • 新型iPhoneに思うこと(9/13)
  • 横綱の座が危うくみえる日銀(9/12)
  • 買って相場が上がったのに損が出る(9/11)
  • 早合点や希望的観測(9/10)
  • 「何時でもカツアゲ」対象の日本(9/7)
  • ご無事を願います(9/6)
  • 「強い」米経済、悪影響は「待つ」(9/5)
  • たまには算数でも(9/4)
  • 「やっちまった」と認めること(9/3)

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2018年8月配信分
  • 9月、一旦深呼吸(8/31)
  • トランプ発言に右往左往するよりも(8/30)
  • 大阪、魅力向上中(8/29)
  • 海外頼みとは言いたくないものの(8/28)
  • パウエル議長による、ルール変更のすすめ(8/27)
  • 「10周年」が増えて来る季節(8/24)
  • ビットコインETF、却下されました(8/23)
  • パウエル講演気になるものの(8/22)
  • 米石油、代替手段に埋蔵金(8/21)
  • イナゴばかりじゃ…(8/20)
  • ニジマスでもサーモン、50兆円でも80兆円(8/17)
  • 日銀は前場には動かないのでしょうか(8/16)
  • 情熱の薔薇を咲かせるには(8/15)
  • トルコ問題の調査でお困りの方に(8/14)
  • 日米通商協議というオバケ(8/13)
  • スタンドの涙踊りと旧態依然とした企業(8/10)
  • 何言っても合っている日本経済(8/9)
  • 米国債、15日の償還・利払い前に…(8/8)
  • 金価格高騰の国もありますが(8/7)
  • サマータイム、医療関連株でも物色しますか(8/6)
  • 突飛さだけではない、政治のリスク(8/3)
  • 不安な割に損が拡大しない「坊や」たち(8/2)
  • 「いいひと。」ネイサン(8/1)

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7月配信分
・「曖昧過ぎる」日銀(7/31)
・「お客様は神様です」という弱点(7/30)
・第三の矢「ガイアツ」(7/27)
・FANGに振り回されるだけ(7/26)
・朝三暮四(7/25)
・「金利上げちゃダメ」により金利上昇(7/24)
・「黒田タンカー」(7/23)
・政治の緊張感欠如が生む酷い相場(7/20)
・官製相場の限界をみているのかも(7/19)
・貿易戦争でも利上げは続く(7/18)
・錯覚してしまいます(7/17)
・米国、服はお安く(7/13)
・「識者」と市場のズレ(7/12)
・過熱感とトランプ(7/11)
・買戻し一巡のサイン(7/10)
・自律反発でしょうか(7/9)
・原油高懸念が各方面から(7/6)
・「売れる投信は、売りやすいから」(7/5)
・6日までは我慢でしょうか(7/4)
・損切りを遅らせるだけ、日銀の株ETF買い(7/3)
・短観、慎重なのも仕方ないけど(7/2)
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6月配信分
・もう梅雨明け(6/29)
・コスト転嫁の可否と国のB/S(6/28)
・下がり難くなる変動率(6/27)
・あみんじゃないのよハーレーは(6/26)
・日銀審議委員さま、銀行員研修を勧めます(6/25)
・心理悪化よりカネ余り(6/22)
・NYダウに制裁?(6/21)
・銀行強盗と仮想通貨のハッキング(6/20)
・想定通りのシナリオ、想定外の値動き(6/19)
・時間切れ、かも(6/18)
・ECB、市場に「僕は嫌だ」とは言わせない(6/15)
・Fedとドルと30年債(6/14)
・解像度の進歩に驚く米朝首脳会談(6/13)
・米朝首脳会談、何に期待しますか(6/12)
・何処でも元気にツイートです(6/11)
・投資家、債券知るべし(6/8)
・「骨太の方針」と国債(6/7)
・相場も梅雨入り(6/6)
・いつになったら海外投資家は(6/5)
・トランプ好みのデータと市場(6/4)
・豊洲の画像と売り仕掛け(6/1)
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5月配信分
・芸能人とIT企業社長のゴシップと市場(5/31)
・100万円の2年定期、いきなり「97万円でーす」(5/30)
・歴史は長めに(5/29)
・新興国、インフレ・財政・政治の安定(5/28)
・「金妻」と『バブルへGO』(5/25)
・関学QBに#metoo(5/24)
・ビットコインとポテト(5/23)
・株の参考に2組の金利(5/22)
・人民日報英語版の勧め(5/21)
・「マルキュー」、どう発音しますか(5/18)
・同じ相場でも異なる表現(5/17)
・GDP、どうやって好景気を実感しろと(5/16)
・地政学リスクが株価を支える(5/15)
・北朝鮮の潜在的な力って…(5/14)
・久しぶりの(5/11)
・安倍さん三選、株買いですか(5/10)
・ヘッジファンド盛り返し(5/9)
・ガソリンスタンドの看板を気にする(5/8)
・誤解に対する誤解(5/7)
・米製造業に陰り(5/2)
・瀬戸内捕物帳に思う(5/1)
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4月配信分
・求む「嘘のプロ」(4/27)
・新入社員の傾向今昔(4/26)
・「鉄人」不在(4/25)
・ドル買戻し「もういっかい」(4/24)
・ムーンウォークな動き(4/23)
・CPIで「営業トーク」(4/20)
・原油は買われ、逆イールドが視野に(4/19)
・バーバラさんからの贈り物(4/18)
・マラソンも政治経済も市場も(4/17)
・等加速度運動に置いてけぼり(4/16)
・ロシアにケチ付け、ロシアを利する(4/13)
・チョッピーな動きに評価損増えやすく(4/12)
・政治の停滞が市場価格に反映されつつ(4/11)
・習近平に見せつけられる(4/10)
・目先の値動き、大人しくなるのでは(4/9)
・トランプと半沢直樹との違い(4/6)
・報復関税と豚さん(4/5)
・強で売って甘で買う(4/4)
・株安と支持率上昇(4/3)
・インバウンド需要も一極集中(4/2)
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3月配信分
・転換点は来月半ば以降でしょうか(3/30)
・スローパンクチャーな昨日今日(3/29)
・検索しても日本が出てきません(3/28)
・証人喚問、警戒すべきは…(3/27)
・アフリカンシンフォニーも良いけれど(3/26)
・「理論値」には大らかに(3/23)
・FOMCへの複雑な反応(3/22)
・金利、3つの要素(3/20)
・1,000兆円の根雪(3/19)
・アベさんのいない世界(3/16)
・財務省の強かな管理、なのに…(3/15)
・クビ差アタマ差、爪噛む相場(3/14)
・扱いが小さい日本(3/13)
・森友問題とアベノミクスの因果関係(3/12)
・アベクロよりアバクロ(3/9)
・処分売り、峠を越したのでは(3/8)
・ニュースよりチャート(3/7)
・切らされるばかり(3/6)
・円高エイリアン(3/5)
・決算対策の季節(3/2)
・黒田総裁のやる気度(3/1)
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高梨彰『しん・古今東西』』(2018年9月19日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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