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借金漬けの米国人が急増も、さらに積極融資へ? 経済成長の終焉を示す5つの根拠

<その4:借金が増え続けている>

ここまで紹介した要因から、借金漬けの状態にある。

収入が不足しているので、借金するしかないのだ。これはセントルイス地区連銀の消費者の債務総額のグラフを見れば一目瞭然だ。

リーマン・ショック直後には2.57T$だったのが、今や55%も増えて4.0T$の新記録を打ち立てている。

出典:同上

<その5:伸び悩む個人消費>

借金は増えているが、消費支出は伸びていない。

米国の景気指標はGDPであるが、そのGDPの多くを占めるのは消費支出である。月間実質個人消費支出の前年同月対比の増減率を見ると伸びが減っており、2015年上半期時点では4.5%だったのが、現在は37%も下がって3%を割ってしまった

出典:同上

グラフを見れば一目瞭然

<(ア)電気代、ガス代、ガソリン代等のエネルギー費用が払えなかったのは全体の30%強>

<(イ)消費者の債務総額の推移を示したグラフ>

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そして、このような状況でも米国人の平均クレジットスコア(信用度点数)は上がっており、銀行の貸付が増えているという報道があります。私にはインチキとしか思えない報道です。次項で詳しく解説しましょう。

Next: 借金漬けでも優良顧客? なぜか平均クレジットスコアが上がっている…

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