ウィンター・ストック
暑くなれば売上増が期待される銘柄群「サマー・ストック」がありますように、寒くなると物色されやすい銘柄群「ウィンター・ストック」があります。
たとえば、雪が降れば冬用(スタッドレス)タイヤの需要が高まるため、ブリヂストンや横浜ゴム、住友ゴムといったタイヤメーカーや、オートバックスやイエローハットなどの自動車用品関連銘柄に注目が集まりやすくなります。
また、積雪で除雪が必要になれば、ショベルで5割のシェアを持つ浅香工のほか、DCM、アークランド、コメリ、ジョイフル本田などのホームセンターも顧客の増加が期待できます。
トクヤマやセントラル硝子が製造する、道路などの融雪剤として使われる塩化カルシウム(塩カル)、エステーやオカモトなどの携帯用カイロも需要が伸び、コロナやダイニチ工業などの石油ファンヒーター、暖房家電も売上げ増加が期待できます。
コートや防寒肌着などの冬物衣料を販売する小売店、素材メーカーなど。冬と言えば鍋というわけでホクトやエバラ食品、キッコーマンなど。中華まんの井村屋やコンビニなど。その他、冬関連といえば、クリスマス関連やインフルエンザ関連、ウィンタースポーツ関連などとも重複します。
今年はエルニーニョの発生でおよそ2年ぶりの暖冬になる見通しですが、上記のような関連付けを行っておけばどこかのタイミングでいずれ役立ちます。
『ハロー!株式』(2018年11月15日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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