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空売り心得 / 原油見通し / 追加緩和 / 発言者の出身母体の重要性について=山崎和邦

日銀の第3次緩和について、筆者の現時点での考え

説く人の「出身母体」を考慮する

Mさんからの質問にもあった日銀の第3次緩和だが、黒田さんは今はやらないだろう。

彼は市場の期待に素直に答える人ではなく、驚愕させて反応を大きくさせるという手を財務官の頃から得意としてきた人だから。

だが、来年になれば、消費増税のための援護射撃で第3次緩和をやるだろう。彼は根っからの大蔵官僚だからである。

「できることは何でもやる」「躊躇なくやる」なんていうことをテレビマイクの前で言い切る中央銀行の総裁は黒田さんをおいて他にない。そしてますます、出口を狭めてゆくのだろう。

さて追加緩和に関して、例えば日本生命のYさんは今年10月末にやると言っていた。

このようなとき、我々は説く人の出身母体を思わねばならない。彼は出身母体どころか現にそこに在籍している。すなわち、日本一の日本株株主が弱気であってよいはずはない。

その辺の“お家の事情”をも加味して、他人の意見は聞くべきであろう。少なくとも筆者は、常に発言者の背後に誰がいるか、出身母体の影響を受けてないか?を気にして話を聞いてきた。筆者は素直ではない。

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山崎和邦(やまざきかずくに)

山崎和邦

1937年シンガポール生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。野村證券入社後、1974年に同社支店長。退社後、三井ホーム九州支店長に、1990年、常務取締役・兼・三井ホームエンジニアリング社長。2001年同社を退社し、産業能率大学講師、2004年武蔵野学院大学教授。現在同大学大学院特任教授、同大学名誉教授。

大学院教授は世を忍ぶ仮の姿。実態は現職の投資家。投資歴54年、前半は野村證券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築、晩年は現役投資家で且つ「研究者」として大学院で実用経済学を講義。

趣味は狩猟(長野県下伊那郡で1シーズンに鹿、猪を3~5頭)、ゴルフ(オフィシャルHDCP12を30年堅持したが今は18)、居合(古流4段、全日本剣道連盟3段)。一番の趣味は何と言っても金融市場で金融資産を増やすこと。

著書に「投機学入門ー不滅の相場常勝哲学」(講談社文庫)、「投資詐欺」(同)、「株で4倍儲ける本」(中経出版)、近著3刷重版「常識力で勝つ 超正統派株式投資法」(角川学芸出版)等。

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