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投資力を磨き上げれば、一流は無理でも「超二流」投資家になら誰でもなれる=石川臨太郎

日本経済が復活したころ、タイミングよく人生の戦略を変更

サラリーマンを辞めた時点の人生設計図は、結婚した当時とは少し変更(=進化)していました。

サラリーマン人生の最後の段階になって、人間関係の軋轢から心のカゼ(=うつ病)をひき、長期間休暇を取らなければならなくなった私が、会社を休んでいるときに新たな人生の設計図を描き直しました。

人生への戦略を変更し、それを具体的に行動に移した時期と日本経済の復活の時期が偶然にも重なっていたことは、本当に幸運でした。

私が株式投資にいままでより力を入れ始めた時期と、バブル崩壊後に低迷を続けていた日本経済が、長かった低迷期をやっと脱出し、少しずつ回復しはじめた時期とが重なっていたのです。

サラリーマンにはサラリーマンの幸せがあるということは良くわかっています。しかしバブル崩壊後の日本経済の低迷と疲弊が多くの日本人の心を変質し、日本全体がなんともいえない重苦しい状況になっていました。

本当はサラリーマンとして定年まで無事に勤め上げ、平穏無事に定年を迎えたられたほうが平和であったと感じます。ただ変化する時代と乾いてくる私の心が、それを許してくれなかったとも感じています。

私は28年間働いた会社でたくさんのことを学び、身につけました。仕事の基本はすべて会社で学びました。その点ではとても会社に感謝しています。

しかし人員削減計画でドンドン従業員が減り、仕事の負担が大きくなるとともに、無責任な人々も増加していき、自分の力だけでは仕事への忠誠心を果たすことが出来なくなった感じて、サラリーマンを卒業するという決断をして実行することになりました。

景気が少しよくなってきたとはいっても、当時51歳だった私のような中年の親父にはアゲインストの厳しい風が吹き荒れており、会社を辞めるということは一大事でした。

清水の舞台から飛び降りるほどの決断と勇気が要りました。しかし株式投資を続けてきたことで、1日に300万円以上の資産が減ってしまうような経験を積んで精神力を鍛錬してきたことにより、退路を断って好きな仕事に飛び込んでいくという勇気を奮い起こすことが出来ました。

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