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投資力を磨き上げれば、一流は無理でも「超二流」投資家になら誰でもなれる=石川臨太郎

超一流の投資家でなくとも、資産を築くことはできる

サラリーマンでは勝ち組にはなれなかったけれど、人生ではけして負け組ではない。

こんなことが、いま言えるのも、株式投資や不動産投資、金投資などアセットアロケーションを行って資産運用を行って資金を増やしてきたことのおかげです。そんな意味で資産運用は私の大いなる希望だったわけです。

ただ残念ながら私は超一流の投資家ではありません。株式投資で1年間に5億円も稼げるような株式投資の名人でもなければ、不動産投資のために借金を利用して、資産10億円の不動産オーナーになれるような不動産投資の達人でもないのです。

私は二人の甥っ子や多くの読者の皆さんと同じ、平凡な普通の投資家にすぎません。

私は、超一流の投資家とは、尖がった突出した才能をもった人のことだと考えています。株式投資で言うならば信用取引を活用して、失敗すればたった1日で1億円近くの損を受ける可能性に果敢にチャレンジし、実際に1日に1億円近い損失を蒙っても、心を萎縮させること無く再チャレンジし、たった2年程度で1億円の資産を10倍の10億円にも出来る才能のことをいっています。

不動産投資で言えば、8億円を借りて10億円の賃貸不動産を買い、地価の上昇で1年で不動産の価値が14億円になり、瞬く間に4億円の資産を稼ぎ出すような不動産投資家のことを指します。

上がる株を見抜く力、上がる不動産を見分ける力を持ち、さらに借金を恐れずにチャンスのときに行動し、利益をきちんと確保する。

超一流の才能と、計画を実行する行動力がないと、こんなことはできません。

残念ながら私には株式投資についても不動産投資についても突出した、このような才能はありません。株式投資でも不動産投資でも、他の資産運用でも、そつなくきちんと利益は上げてきています。そして資産を増加させています。でもそれは徹底的にリスクを管理した、致命的な損失を避けた投資方法によるものでした。

臆病なのでリスクを計算し、長い間かけて、なけなしの勇気を奮い起こして投資を実行して積み上げてきたものなのです。

しいて言えば、それぞれの投資力は普通の投資家とまったく変わらない普通の誰にでも行うことのできるレベルの投資力を持っているだけなのです。

つまりスポーツ選手にたとえれば二流どころなのです。二流の力をバランスよく寄せ集め、総合力で闘って勝ち上がっているのです。中畑元巨人軍監督が現役時代に使っていた『超二流』の投資力です。

Next: 結果に差がつく、ただの二流と『超二流』の違いとは?

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