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【1月米雇用統計】FOMCの利上げ停止示唆で緩和マネーが株に向かい、ドル安加速の方向=ゆきママ

今日は投資家にとってのプレミアムフライデー、米国の雇用統計の発表日です。シャットダウン(米政府機関閉鎖)が史上最長の35日間続いたこともあり、影響も含めて注目されていることは間違いありません。果たして結果はどうなるのか、また、その後の値動きはということで現在の市場状況を踏まえて考えていきましょう。(『ゆきママのブログでは書けないFXレポート(無料板)』『お値段以上!?ゆきママの「週刊為替予測レポート」(有料板)』FXトレーダー/ブロガー・ゆきママ)

想定レンジは1ドル=108.20~109.50円、今夜のトレード戦略は?

先日のFOMCによる決定で継続的なドル安が確定

まず、雇用統計云々の前に今のドル相場の状況を確認すると、日本時間31日未明に発表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の政策・声明によりドル安が加速しています。

これは利上げとバランスシート縮小といった金融引き締め政策を一旦停止することが打ち出されたためで、引き続き米国のお金ジャブジャブというドルの価値が非常に薄まった状態が維持される見通しとなりました。

なので、ドル安に、そして緩和マネーが株に向かう形で株価は大きく上昇する結果となっています。

今のところ、ドル円は109円台に戻すのすら苦労しており、株高による円売りよりもドル安が優っている状況です。

これはFRB(米連邦準備制度理事会)が政策を転換するまで続くことになりますから、ドル円の上値は重いという認識を持って相場を見ておきたいところでしょう。

ノイズが多いため大きく悪化しても割引か

冒頭でも述べたとおり、史上最長となったシャットダウンの影響を受けることが予想されていますし、雇用者数は前月比ですから、年末商戦の雇用増の反動もそれなりに想定されます。

したがって、今回発表される非農業部門雇用者数に関しては、仮に事前予想値を大きく下回ったとしても、市場関係者が割引いて考えるため、さほど大きな影響はないでしょう。事前予想の中央値は+16.5万人となっていますが、仮にマイナスとなっても、それほど大きな値動きには繋がらない可能性が高いですから、まずはそのつもりで。

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