偶然か?密約か?安倍政権を“援護射撃”する北朝鮮の謎
端から見れば北朝鮮はあたかも安倍政権を援護射撃しているとしか思えないのだが、これは安倍首相の「悪運」による偶然なのか、あるいは安倍政権と北朝鮮の「秘密協定(密約)」が存在するのか考えてみる必要がありそうだ。
そして北朝鮮の核実験はアメリカにとっても都合のいいことに気がつく。日本の安保法制と日米同盟は完全にリンクしており、それでも北朝鮮がおとなしくなってしまえば日米同盟の正当性に影を落とすことになる。
ただでさえ沖縄辺野古の問題が大きく取り沙汰されている時期である。北朝鮮の核実験はアメリカの日本における戦略、東アジアを常に不均衡な状態にしておくといった戦略に照らしてみれば、むしろ歓迎すべき状況ではなかろうか。
さらに踏み込めば、現在の状況は北朝鮮にもメリットがある。アメリカや周辺各国の緊張状態を維持することは、北朝鮮の国民に対して強い政権をアピールする機会を生み出し、「先軍政治」という国家指針を強化することであり、それは現体制が今後も続くことを意味しているからだ。
アメリカと日本における沖縄密約は、これまでは日本政府がその存在を否定してきたが、最近の公開されたアメリカ公文書によって実は存在したことが暴露され、日本政府も認めざるを得なくなったこともある。北朝鮮をめぐる密約があったとしても何ら不思議ではない。
そう考えてみると、今回のB52爆撃機によるけん制飛行など、壮大な茶番にしか見えないのは私だけだろうか。踊らされているのは、実は我々一般国民なのかもしれない。
『インターネット政党が日本を変える!』(2016年1月12日号)より
※記事タイトル・リード文・本文見出し・太字はMONEY VOICE編集部による
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「あなたにとってハッピーな世の中とは、どのようなものですか?」驚かせてすみません。私は不破利晴と申します。私は、元駐レバノン特命全権大使・天木直人氏と共に、「インターネット政党」の成功に向けて活動しています。インターネット政党『新党憲法9条』のWebサイトをつくり、日々の運用管理をしています。想像して欲しいことがあります。→「毎日働き詰めで辛くありませんか?」→「生きることに目的を見失って辛くありませんか?」→「あなたにとってハッピーな世の中とは、どのようなものですか?」インターネット政党の主役は「あなた」です。