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1年ぶりに日本に帰ってきて「危ういな…」と思ったこと=三浦茜

2週間日本に滞在していて感じたことをいくつか。海外暮らしをはじめると、日本に対してとやかく言いたくなるものなのですね。私が今回の滞在で食べた美味しい写真とともに!(『Be Magnetic!』三浦茜)

プロフィール:三浦茜(みうらあかね)
まぐまぐ編集長、ライフハッカー[日本版]編集委員などを経て、現在はアーリーステージのスタートアップ企業を支援するベンチャーキャピタル『Scrum Ventures』でマーケティングVPを務める。山形県出身、2014年よりサンフランシスコ在住。

それって本当?メディアが刷り込む「日本って素晴らしい」

危うさ1:中国人の悪口を言う

東京はいたるところで「TAX FREE SHOP」の表示がされていて、そしていたるところで耳にする中国語から、海外、特に中国からの観光客が増えている感じがビンビン伝わってきました。

それとともによく耳にするのが、その中国人観光客のマナーの悪さについて。渋谷でマッサージを受けに行った際に「中国人、本当に最悪ですよ」という話題をマッサージ師さんから振られたのでした。

マナーが悪いのは中国の方の問題ですが、とはいえ、

もし私が日本語流暢な中国人だったらどうすんの?親が中国人とか、それって全然ありえるよね?

と思いました。身内との会話の中での話題であれば別にかまわないと思うのですが、客商売の人がそれはマズイのでは…。日本人以外は“ガイジン”という感じが伝わってきて、なんかこれは危ういと思ったのでした。

危うさ2:「店員さんが中国人」の意味

正直な話、日本に住んでいた頃は、コンビニのアルバイトが中国の方だった場合、日本人の選択肢がなかったため、消極的選択によるものかな?と思っていたのですが、今回帰国して、中国人観光客の多さから、

日本語しか話せない日本人より、中国語も話せる中国人の方が店にとっても価値が高いのでは?

と思いました。今回、一時帰国だったので免税でお買い物したのですが、ビックカメラの免税カウンターの店員さんも中国の方で、逆に日本人では務まらない仕事なんだろうなぁと思いました。

店内には、“中国語ができる店員がいます”表示がされていたり、消極的選択ではなく、中国人の採用は積極的選択になっているのだなと感じたのでした。

Next: 危うさ3:日本人は日本を特別視しすぎている

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