『下町ロケット』面白かったですねー。佃製作所が最後に勝つ!と確実にわかっている展開ながら、最終回までじっくり見てしまいました。よかったよかった!めでたしめでたし!なのですが、なんかすごく日本っぽさを含んでいると思ったので3つピックアップしてみました。(『Be Magnetic!』三浦茜)
プロフィール:三浦茜(みうらあかね)
まぐまぐ編集長、ライフハッカー[日本版]編集委員などを経て、現在はアーリーステージのスタートアップ企業を支援するベンチャーキャピタル『Scrum Ventures』でマーケティングVPを務める。山形県出身、2014年よりサンフランシスコ在住。
佃製作所すごい=日本のものづくりすごい?日本の変なところ3つ
1. 大企業はなんでも自分たちでやろうとする
大企業無敵思想!といいますか、中小企業やスタートアップにできることが大企業にできないはずはない!というような雰囲気、実世界でもすごくある気がします。
帝国重工は純国産ロケットの開発全てを自社開発で行おうとしていました。
ドラマを見ていて思ったのは佃製作所の決断の早さ。佃(阿部寛)が「やる!」といえばその瞬間から会社全体が動きだします。
一方、財前(吉川晃司)が「なんとかします!」といっても全然動かない。あれだけの開発者を率いる帝国重工宇宙航空部の部長ですよ。でも彼の意向は通らない。あのだだっ広いホテルみたいな会議室で報告&承認を得ないといけない。でもその前に根回ししてないと通らない。
こういう大企業の決断の遅さ vs. 中小企業&スタートアップの決断の早さみたいな所は、結構リアルなのでは?と思いました。また同時に決断の早さって大事だよなーと思いました。帝国重工はタッチの差で佃製作所に特許を取られてしまったわけですし。
2. 肩書きに惑わされがち
椎名(小泉孝太郎)についてまわるNASA(アメリカ航空宇宙局)出身の肩書き。
NASA出身とは言ってるけど、誰もNASAで具体的に何をしていたかは聞かないし、ただただNASA=すごい!という感じになってました。でも最終的にデータ偽装発覚。
肩書きだけで、「あの人はすごい」みたいなのってちょいちょいあるなーと思いました。
改めて肩書きとか外見に惑わされない本質を見抜く力を身につけたいなーと思いました。これは私自身が過去に肩書きに騙されてきたから思うのかもしれません(笑)
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