危うさ3:日本人は日本を特別視しすぎている
タイに住んでいた友人(日本人)と話す機会があり、「日本人は日本って素晴らしいところ!っていう動画とか記事とか好きだよね?」という話になりました。
私も日本を素晴らしいと言ってくれる外国人の方の話を聞くのは、日本人としてとても嬉しいのですが、なんというか、
外国人の声を通して、日本人に日本の良さを刷り込んでいるような、なんとも言えない違和感を感じるようになりました。
日本は世界的に見たら観光客が多い国というわけでもないし、私が「スペイン行きたいなー」というような感じで、選択肢の1つに過ぎないと思うのですが、“日本は特別!”という意識がとても強い気がします。
そしてそれは、メディアによって刷り込まれている気がします。
また日本からベイエリアに視察にいらっしゃる方に、「アメリカのスタートアップにとって日本進出ってどうなんですか?積極的?」といったことを聞かれたりするのですが、正直そうでもないと思うのですよ…。
英語でサービス提供してて、最初からグローバルなわけだし、日本はむしろローカライズが大変な国の1つだと思うんです。
自分を特別意識しすぎて、立ち位置を見失うような、なんかそんな危うさもあるのかなと思いました。
とはいえ、なんだかんだ言っても日本は快適♪ご飯も美味しいし、ゆっくりお風呂に入れるし、トイレはウォシュレットだし!
でもこの国は中にいると快適すぎて気づかないけれど、色んな危うさをはらんでいるんだなーと改めて思いました。
写真は、寿司:二子玉の美登利寿司、ラーメン:阿夫利のゆず塩ラーメン、ししゃも:渋谷の居酒屋、焼きしゃぶ:弦巻のCossott’eです。
『Be Magnetic!』1年ぶりに日本に帰ってきて、あやういな…と思ったこと より
※太字はMONEY VOICE編集部による
サンフランシスコからよしなしごとを発信していきます
Be Magnetic!(三浦茜ブログ)
2014年からサンフランシスコに住んでいます。アメリカで暮らしていて気づいたことや、使ってみたサービスの感想など。日経MJでも書いてます。最新UpdateはTwitterまたはFacebookをFollowしてください。Follow @akaney