fbpx

社長のミドリムシへの愛がアツすぎる!ユーグレナ株主総会レポート=平林亮子

大株主に注目!

1位は出雲充社長(昨年と同順位)。2位は株式会社インスパイア(昨年と同順位)。ベンチャービジネスへの投資やその他の支援を行っている企業で、ユーグレナCFOの永田氏はインスパイアの出身です。

3位はJX日航日石エネルギー株式会社(昨年と同順位)。4位は東京センチュリーリース株式会社(昨年と同順位)。5位は鈴木健吾取締役(昨年は8位)となっています。

鈴木健吾取締役が、今後、重要なポジションを担っていくということかな、と考えるのは深読みしすぎ?

ユーグレナの業績メモ(百万円未満切捨)

ユーグレナの2015年9月期の業績は以下の通り。

売上高5,924百万円(59億2,400万円、前期94.5%増)
営業利益476百万円(4億7,600万円、前期234.7%増)
経常利益726百万円(7億2,600万円、前期279.3%増)
当期純利益469百万円(4億6,900万円、前期297.4%増)

総資産14,523百万円(145億2,300万円)
純資産12,701百万円(127億100万円)
自己資本比率約87.2%

執筆時点での時価総額 約1,342億円

営業活動によるキャッシュフロー 620百万円
投資活動によるキャッシュフロー 2,294百万円
財務活動によるキャッシュフロー △177百万円

キャッシュフローから妄想できることは、

  • 営業活動によるキャッシュフローがプラスであることから、本業ビジネスでお金を稼いでいる
  • 投資活動によるキャッシュフローがプラスであることから、投資の回収があったものと推測できる
  • 財務活動によるキャッシュフローがマイナスであることから、借入の返済による支出があったと推測できる

といったところでしょうか。

前期は営業活動によるキャッシュフローがマイナスでしたが、今期はプラスに転じました。サプリメントがきちんとお金を生む事業へと成長してきた証拠だと言えるでしょう。

また、財務活動によるキャッシュフローのマイナスは、配当の支払いや自己株式の取得
による支出も考えられます。

今回のお土産

ユーグレナの株主総会招集通知にはお土産なしと記載されておりましが、実際、
お土産はありませんでした。もちろん、お土産目当てで行くわけではありませんが、ユーグレナ商品などが配布されても良かったかもしれませんね。

さて、次回はどこの株主総会に行くことになるのやら。乞うご期待!

【関連】電力自由化にも新規参入、株主総会から考えるソフトバンクの未来=平林亮子

1 2 3

『平林亮子の晴れ時々株主総会』vol.32(2016年1月18日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中

平林亮子の晴れ時々株主総会

[月額324円(税込) 毎月 第1月曜日・第3月曜日]
ベンチャー企業のコンサルティングを行うかたわら、講演活動やマスコミなどでも活躍。毎月どこかの上場企業の株主総会に個人株主として参加中。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー