GSOMIA破棄は韓国の自殺点
私は、GSOMIA破棄の宣言は韓国のオウンゴール(自殺点)だと思っている。
米国がここまで怒るとは思ってなかったかも知れないが、実際はGSOMIAがこのまま終了すれば、米韓関係は確実に変わる。
ただ、GSOMIA終了で、いきなり変化することはないだろう。まだ、在韓米軍防衛費増額の交渉が残っているためだ。
米国のトランプ大統領は、2020年の経費について、47億ドル(約5,000億円)を要求している。2019年の経費として韓国が支払ったお金は1,000億円程度なので、前年比で約5倍になる。
ただし、この1,000億円も、結局は9割ほど韓国に還元されているようだ。おそらく在韓米軍基地で働く給料なども含まれているのだろう。つまり、1,000億円を払っていても、実質は100億円程度の出費だと米国は述べている。
これが本当なら、韓国に対してもっと負担するように要求することは何もおかしくはない。それに加えて、合同軍事演習などの費用もかかるだろう。
トランプは韓国に前年比5倍の在韓米軍駐留経費を要求
GSOMIAが終了して、在韓米軍の防衛費も増額に応じないなら、米国は在韓米軍撤収を考えると思われる。
もっとも、昨年は1,000億円程度の要求だったものが、今年になって5,000億円を要求するぐらいなので、米国は韓国から同盟国の関係を切って欲しいんじゃなかろうか。
韓国がいくら払うのかはわからないが、満額ということはないだろう。といっても、2,000億円程度で米国が満足するはずもない。仮に2,000億円となれば、合同軍事演習などのオプション代金は含まず、別に請求することになりそうだ。