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【11月米雇用統計】米中貿易戦争の影響で経済指標が下振れるなか、緩和期待が高まる

ドル安を払拭するような数字のハードルは高め

そして、このドル安の流れを完全に払拭するには、それなりの結果というか、有無を言わせないようなパーフェクトな数字が求められますので、なかなかハードルは高めなのかなと思います。

最も相関性が高いと言われるADP(オートマティック・データ・プロセッシング)が発表した11月の雇用報告は予想を大幅に下回りましたし、前回の10月分も下方修正されましたからね。

市場の期待感という意味ではハードルが下がっているものの、ドル安を払拭できる数字になる可能性という意味では、かなり厳しくなっていると言わざるを得ないでしょう。

図1:先行指標の結果(青は改善・赤は悪化、数値はいずれも速報値)

図1:先行指標の結果(青は改善・赤は悪化、数値はいずれも速報値)

先行指標は全体的に悪化傾向です。力強い雇用を牽引し続けている非製造業部門の雇用指数は堅調ですから、そこまで悲観することはないように思いますが、事前予想値からの上振れを期待するのは、やや難しいように思います。

また、非農業部門雇用者数が18万人増という、なかなか強気なコンセンサスとなっていますが、前回(10月分)はGM従業員のストライキの影響で5万人以上の雇用が失われる中で12万人増でしたから、当然といえば当然の期待値ではあります。

したがって、非農業部門雇用者数が20万人を超える伸びを見せ、失業率が引き続き3.6%以下で安定し、平均時給の伸びが一段と加速するような数字、ピーク時の前年比で+3.2%以上が合わさればドルの反発が期待できそうですが、先行指標を見る限りは難しいでしょう。

Next: 想定は1ドル=108.00〜109.50円、今夜のトレード戦略は?

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