台風による暴風雨が猛威を奮ったばかりで考えたくはないが、2020年からの大災害多発の可能性について、太陽活動のサイクルをもとに解説したい。(『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』高島康司)
※本記事は有料メルマガ『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』2019年10月25日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
温暖化か、寒冷化か。2024年頃から大災害多発の予測が出ている
台風がどんどん凶悪になっている
今回は2020年から始まる太陽活動のサイクル25と、大災害多発の可能性について解説したい。
10月13日から14日にかけて東日本に上陸した台風19号は、予想を越えた被害を東京・神奈川・埼玉・茨城・栃木・長野・福島・宮城など広範な地域にもたらした。筆者も東京都の八王子市在住なのでヒヤッとしたことがあったが、今回の台風で被害にあわれた方々には心からお見舞い申し上げる。早期の復興を祈っている。
近年は、大規模な台風の日本上陸が相次いでいる。今年は千葉県を中心に大きな被害を出した台風15号、そして10月の台風19号、そして昨年には西日本で大被害をもたらした台風21号があった。
毎年災害にみまわれる日本だが、それでも近年の台風の被害は予想を越えて巨大になっている。いまの状況は、首都圏を含め日本のどこに住んでいても、災害の被害に遭う可能性はもはや否定できなくなっている。
地球温暖化が原因?
すでにさんざん報道されているので周知だと思うが、巨大台風の日本上陸や接近が相次いでいる原因のひとつとして考えられているのは、地球の温暖化である。
台風が発生する南太平洋の海面温度が上昇し台風が発達しやすくなっていると同時に、日本周辺の海面温度も高いので、台風の勢力が衰えることなく日本に接近、または上陸しているのだ。
これまでは日本の海域の海面温度は南太平洋に比べて低かったので、台風が大きな勢力を維持することはできなかった。
それが、地球温暖化の影響による海面温度上昇で、そうではなくなったということだ。
これからも温暖化が継続すると、巨大台風が接近、ないしは上陸するケースは増大することが予想されている。
これがいま一般的に受け入れられている説明だ。日本のマスメディアでは、これに反論する意見はほとんど見られない。
地球寒冷化説も
一方、ネットを中心に、地球温暖化ではなく、むしろ寒冷化に向かっているとする見方もある。
筆者も一時期、そのような可能性はあるのではないかとも思っていた。それというのも、それが合理的に聞こえる根拠があったからだ。それは、次の2つの理由からである。