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いきなり!ステーキに新たな問題。不法就労と赤字のダブルパンチでさらなる苦境へ

ステーキチェーン「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーサービスがこの週末、連日ネットを賑わせた。

2月14日には昨年12月期の決算で27億円もの赤字が計上されたこと、16日には都内店舗でバングラデシュ人の留学生が不法就労をしていたことが明らかになったのだ。

少し前には一瀬邦夫社長が店頭に貼り出した「怪文書」が炎上していたため、「また?」という声も聞こえてきそうだ。

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14日に朝日新聞日本経済新聞が報じたのは、ペッパーフードサービスの昨年12月期の連結決算で、最終損益が27億円の赤字になったことだ。急速に出店数を増やし、近隣同士の店舗が客を取り合う事態となってしまったことが影響した。既存店の客数が減少してしまっているのだという。

業績悪化により、全店舗の1割弱を閉鎖する予定であることは何様?「いきなり!ステーキ」社長、客と従業員への横柄さ災いし大量閉店でもお伝えした通りだが、朝日新聞によると、今後は新規出店を抑制することで利益を見込んでいくのだという。

「いきなり!ステーキ」東中野店での外国人留学生の不法就労については、週刊文春デジタルが伝えた。昨年10月27日に学生ビザが切れ、アルバイトを辞めたバングラデシュ人留学生を再び働かせるため、別のアルバイトの銀行口座を使って給与を支払っていたのだという。

不法労働については、本部のスーパーバイザーが気づき表面化したが、同店のオーナーは「人手不足」とともに「人員のヘルプを求められる体制がないこと」から、即戦力である留学生に頼らざるを得なくなったようだ。

「いきなり!ステーキ」に関するこれら2つの報道に対し、ネットでは厳しい見方をする声が多い。また「怪文書」と呼ばれる社長直筆の貼り紙で、自社が安くて美味しいステーキ屋の先駆けであり、原価率が高く、お客様ファーストであるかのような“見せ方”をしているが、「客の期待に応えることができていない」とする見方もある。

昨年12月から続いている社長の「怪文書」は来月にも発行されるのだろうか。“次号”を貼り出すのであれば、視点を変えたメッセージにしなければ客離れはどんどん加速していくばかりだろう。

Next: 業績回復なるか?「いきなり!ステーキ」に向けられたネットの声は?

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