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迫り来る経済崩壊と生活困難。イタリア「薬局・食料品店以外の営業禁止」で募る不安

NHKAFPが、イタリアのコンテ首相が11日夜のテレビ演説で「薬局や食料品店など生活必需品を取り扱う店以外はすべての商店の営業を禁止する」と発表したことを伝えた。

同国では1万2000人余りが新型コロナウイルスに感染し、うち827人が死亡している。特に感染の拡大が著しい北部のロンバルディア州では医療現場が混乱し、「このままでは医療崩壊が起こりかねない」と、政府に対し、感染防止の対策強化を求める声があがっていた。

新たな措置は、こうした状況を踏まえて決断されたもので、レストランやバー、理髪店なども営業禁止の対象となる。工場、郵便、銀行、公共交通機関は稼動させるが、お区民は大きな制限を強いられることになる。経済的な打撃も莫大なものになるだろう。

イタリアのこの報道を受けて、ネットには賛否両論様々な声が投稿されている。「経済が止まる」「生活できなくなる」「やり過ぎ」といった否定的なもの、「これくらいやらないと感染の抑制にはならない」「中国がこれをやり収束した」と肯定的なもののほか、「日本でやったら非難の声が溢れ出る」「感染による死者よりも自殺者が増えるだろう」という意見も多い。

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が11日、新型コロナウイルスについて「パンデミック(世界的流行)とみなせる」ことを表明した(時事通信)ことを受け、各国の感染拡大抑止への対応策がより一層高まって行くことが予想される。日本は、世界各国は、どのような対策を講じ、新型インフルエンザを封じ込めていくのだろう。今後の発表に注目だ。

Next: 「イタリアの全店舗閉鎖」に様々な声

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