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コロナ困窮でも貯金を切り崩して消費していない? 過去の不況との奇妙な差異=高梨彰

気になる米国債の動き

ちょっと気になるのが債券、特に米国債の動きです。株安を受けて長期金利は低下しましたが、幅は小さめです。一般的に金利がある程度低下して来ると、「債券よりも株のほうがお得」となって株買いに動意を与えます。

でも、金利があまり下がらなければ、「債券から株」も勧めにくいところです。

Fedも日銀と同じ様な形で米国債等を買い入れています。このため、米国債市場の動きも大人しくなりつつあります。これは市場全体の活力を奪う要因にもなります。日本株が良い例です。

別の言い方をすれば、米国債買いが目立った時こそ、株の押し目買い好機です。何処も中央銀行の存在感が膨張したため、市場活力は見え難くなっています。

そんななかでも米国債には未だ息吹が感じられると、確認したいところです。

今回のまとめ

・IMFが見通し下方修正、通常の後退局面にて起こる消費下支えの欠如を指摘
・「製造業は良い」は何時まで有効でしょうか
・米長期金利の動きが緩慢になりつつあることも、株買い時機を見難くしています

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image by:STEKLO / Shutterstock.com
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高梨彰『しん・古今東西』』(2020年6月25日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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