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「海鮮料理屋じゃないの?」ソープランド摘発報道に対する地元民の意外な反応

都内にある風俗営業店の責任者の男らが逮捕されたニュースを巡って、ネットでは様々な反応が飛び交っている。

報道によると、逮捕されたのは東京都葛飾区にあるソープランド「亀有角海老」の責任者の男ら5人。女性従業員が売春をすることを知りながら、場所を提供した疑いが持たれている。

逮捕のきっかけとなったのは、今年2月に起きたという男性客と女性従業員とのトラブルで、男性客が警視庁に相談し、そこで現金のやり取りがあったことが発覚したという。

自由恋愛の建前はどこいった?

このニュースに対し、まず多く見られたのが「建前はどこいった?」という声だ。

売春防止法では、経営者側が客や女性従業員に売春のための場所を提供したり、女性従業員を管理することに関しては、違法行為として摘発できる。ただ、客と女性従業員が金銭を介して性行為すること自体には罰則がない。

そこでソープランドではほぼすべからく、店で働く女性従業員を個人事業主扱いにしたり、また店によっては入浴料とサービス料を別にすることで、店にいる女性従業員は雇っていない、つまり管理売春ではないというアリバイ作りをしている。また個室内での性行為に関しても、「客と女性従業員の間でたまたま発生した自由恋愛」という論理で、脱法ではないとしている。

こうした「建前」のもとで、ソープランドは営業を続けているわけだが、その論理も言うなれば砂上の楼閣。警察が“その気”にさえなれば、今回のような摘発に至るということなのだろう。

風俗猛者たちがトラブル内容を推理

いっぽうで、このニュースを受けてネット上で取沙汰されているのが、記事にある「トラブル」の中身。恐らくはこの手の店の経験が豊富そうな方々から、様々な推測が寄せられている。

前述の通り、ソープランドは入店した時に払う入浴料と、個室内にいる女性従業員に渡すサービス料を別に表記している店があるいっぽうで、最近では入浴料とサービス料を合わせた総額表示をしている店とが混在している状況。総額だと思って入店時にお金を払ったら、個室内でサービス料を求められたというのは、この手の店の初心者が陥りがちな“あるあるネタ”である。ちなみに、今回摘発を受けた店に関していえば、サイトを見る限り総額表示で案内しているようだ。

また、サービス内容に関して客と女性従業員の間で齟齬が発生するというのもよくある話で、トラブルの原因として考えられなくもない。ただ、それがわざわざ警察に相談するようなトラブルかというと首をひねらざるを得なく、その真相は闇の中。なお、風俗ファンと思われる人たちからは「もっと粋に遊べよ」といった声もあがっていた。

これって風俗店だったの?

そんななか、このニュースをきっかけに“長年の勘違いが解消された”という声も。

確かに何も知らない人が通りがかって、この重厚そうな佇まいに「えび」と大書されているのを見たら、「伊勢海老なんかが名物の高級な海鮮料理屋さんかな?」と認識してもおかしくはない。上京してきた両親なんかとちょっとお高めのお食事に……ということで連れて行って、現地で気まずいことにならずに済んでよかったというべきか。

よくある風俗店摘発のニュースながらも、その波紋は風俗店の存在自体を訝しく思う方から、その逆で風俗を愛する方、そして地元のうっかりさんまで広がっている模様だ。

Next: 角海老グループの取り扱い商品って

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