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「室外機から煙が入る!」愛煙家が用心すべき嫌煙家の無理筋クレームと巨額賠償

今年4月に全面施行された改正健康増進法によって、さらに肩身が狭くなった喫煙者たち。オフィスや街中の飲食店などでも喫煙できる場所はほとんどなくなり、吸えるのは自宅の換気扇の下……それも家族に嫌われて、外に追いやられているという人も多いのではないだろうか。

そんなかベランダでの喫煙、いわゆる“ホタル族”を非難した、とあるニュースサイトの記事『ベランダ喫煙の“ホタル族”に激怒する声「エアコンの室外機から煙が」「赤ちゃんいるのに」』の中身に対して、ネットユーザーから多くのツッコミが入る事態となっている。

取沙汰されているのは、当該記事のなかで引用されている「ベランダタバコ被害者の会」というネット掲示板にあるスレッドに寄せられたコメントだ。

>>1
うちも!
しかも隣もうちも赤ちゃんいるのに!

隣は外で吸っても部屋臭わないかもだけど、
こっちはエアコンの室外機から入ってくるし!
外に洗濯物干せない、、、。

夜中だろうが窓開けて「タバコ臭ーい!」って騒いでます。

出典:>>1うちも!しかも隣もうちも赤ちゃんいるのに!隣は外で吸っても部屋臭わないかも… – ガールズちゃんねる(2020年9月6日投稿)

注目は「こっちはエアコンの室外機から入ってくるし!」という部分。これに対し、ネット上では「エアコンの室外機は外気を直接吸い込んでる訳じゃない」という指摘が相次いでいる。

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外気を取り込むエアコンも存在する

一般的にエアコンは冷房の場合、室内機が部屋の空気を吸い込み、そこから熱を奪って冷たい空気を部屋に送り出し、奪われた熱は冷媒ガスによって室外機に運ばれて放出されるという仕組みとなっている。パナソニック富士通ゼネラルといったエアコンのメーカーも、基本的には「エアコンは外気を取り込まない」と、自社サイトでアナウンスしている。

ただ、なかには室外機から外気を取り込むモデルも存在する。その代表格がダイキンの家庭用エアコン「うるさらX」だ。

元々は、冬に暖房運転をした際に部屋が乾燥してしまうという問題を解消するために導入された、同社の独自技術。ところが昨今の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、室内の換気をしながら室温をコントロールできるモデルとして、ここに来て脚光を浴びているという。

ネット掲示板に「エアコンの室外機から煙が」とコメントを寄せた方が、このダイキン製エアコンを使用していたかどうかは確認する術もないが、ひとつ言えるのは「室外機は外気を取り込まない」というのが、決して常識ではなくなりつつあるということだ。

同じ団地に住む愛煙家に巨額請求

ただ、もしも上記のダイキン製エアコンのような換気機能のあるエアコンでないにも関わらず、室外機からタバコの煙が入って来ると感じる方も、なかにはいるかもしれない。そういった際に、可能性のひとつとして疑われるのが「幻臭」と呼ばれるものだ。

このようにネット上でも、「幻臭」に悩まされていることを吐露している方は結構多くみられる。とはいえ、例え状況的にあり得ないタバコの臭いだとしても、その原因を他人に求める手合いが圧倒的に多いのが現実。嫌煙家の声がどんどん大きくなる昨今の状況下では、なおさらいたしかたない話であろう。

ちなみにベランダ喫煙に関しては、階下に住む愛煙家に対して、階上の原告が150万円の損害賠償金を求め、結果的に慰謝料5万円を払えという判決が出たという事例が、すでに存在する。

また、こちらはベランダ喫煙ではないが、同じ団地に住む喫煙者に対して喫煙の自由の制限と、総額約4500万円という巨額な損害賠償を求める裁判が目下進行中で、一審は原告の請求を棄却したものの、原告側は控訴しているとのこと。

明らかに明確な因果関係が認められる場合ならともかく、それがあやふなケースでも、訴訟を起こされるリスクを負う現代の悲しき喫煙者たち。例え裁判に勝ったとしても、それによって生じる心労や煩雑な手間、そして膨大な費用などを考えれば、吸っているところが隣人からも外を歩いている人からも丸分かりなベランダ喫煙に関しては、少なくとも止めた方が賢明かもしれない。

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