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自称元Google竹花貴騎氏の経歴詐称は「やったもんがち日本」の縮図だ=栗原将

ニセ教祖は次々と生まれてくる

無宗派が多い日本で、根強い、ある種の宗教とは何でしょうか? ずばり、「会社教」です。

一部、平成まで残っていた部分もありますが、多少、嫌な事があっても、一所懸命働けば、定年までの仕事は保証されていたので、多くの人が会社にすがりました。

ところが、もはや会社が自分の一生まで面倒みてくれることはムリなのが、明確になってきました。

もう会社にはすがれないとなると、他に何があるでしょうか。

日本人は無宗派が多く、週末に教会に行ってお祈りをするような習慣は無い人が多いです。将来への不安とか悩みがアタマの中を占めてくる中で、スパッと、明るい将来を描いてくれる教祖様、インフルエンサーが登場したら、あたかも救世主のように思ってしまう。

自分は正直、中学・高校時代にほとんど勉強せず、Fラン大学で、先輩たちを見ても、とても明るい将来は期待できない。でも、教祖様いわく、「学歴など関係ない。オレのノウハウとマインドを学べば、成功者の仲間入りできる!」と断言されると、そこにのめりこんでいく。

他に救いが見当たらない以上、この流れはまだまだ続いていくと予想しています。

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image by:Elnur / Shutterstock.com

海外投資とネットビジネスで海外移住、ハッピーライフ』(2020年11月1日・3日号)より
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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