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なぜSnapchatはコロナ下でも広告売上が絶好調?利用者数・単価伸長の秘策 メディアビジネス関係者必読のDAU・ARPU増加戦略とは=シバタナオキ

Snapchatの勢いはコロナ禍でも止まりません。2020年7月-9月期決算の売上は前年同期比+52%、この驚異的な数字はどのような戦略によって生まれたのでしょうか。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

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※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2020年11月5日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:シバタ ナオキ
AppGrooves / SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。

Q. コロナ禍の特異点: SnapchatがYoY+52%も成長する理由とは?

ヒント:広告売上に大きな役割を果たすKPIがいずれも成長しています。

今回の記事では、2020年7月-9月期の四半期決算を発表したSnapchatを見て行きたいと思います。

Snapchatは広告ビジネスを展開していますが、コロナ禍であるにも関わらず売上の前年同期比(YoY)が+52%と、逆風をものともしない成長を見せています。

Snapchatの急成長を因数分解して、どのような打ち手で成長を実現しているのかを詳しく見ていきたいと思います。
※参考・図表出典:Snap Inc. Q3 2020 Earnings Slides(2020/10/20)
※参考・図表出典:Snap Inc. Investor Presentation October 2020

北米での売上成長が全体をけん引

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はじめに、こちらの売上のグラフをご覧ください。北米での売上成長が全体をけん引し、四半期売上は$679M(約679億円)、YoY+52%という驚異的な成長を実現しました。

過去12か月間の累計売上で見ても、$2.2B(約2,200億円)、前年同期比+40%と大きく伸びています。

なぜコロナ禍で広告売上が伸長?理由を因数分解

Snapchatのビジネスは広告モデルなので、売上を因数分解すると以下のようになります。

売上 = DAU(1日あたりの利用者数) × ARPU(1ユーザーあたりの売上)

それぞれの要素がどのように推移してきているのか、以下で詳しく見てみたいと思います。

<DAU(1日あたりの利用者数)は前年同期比+18%>

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始めに全世界のDAU(1日あたりの利用者数)ですが、YoY+18%の2.49億にまで伸びてきています。

特に成長率が高いのは、北米とヨーロッパ以外の地域です。北米が7%、ヨーロッパが10%の伸びに対して、それ以外の地域の成長はYoY+43%と伸びが加速していることが読み取れます。

Next: 地域によって異なる成長ペース。Snapchatの戦略は?

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