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2022年、日経平均は4万1,250円へ。やがては来る「壮年期相場」=山崎和邦

海外資金、11月の大幅な買い越し

本稿で言うところの「世界一の景気敏感株である日本株」を世界経済回復期待相場の中で海外資金が買わないわけがない。何度も言うようにアベノミクス相場の始動期から壮年期の大天井(2015年夏)までに23兆円を買い越した。そして、そこからアベノミクス相場終焉まで23兆円+アルファを売り越した。つまり、買ったものは全部売ってしまった勘定だ。それが10月以降日本に流入した。11月は1.5兆円の現物株を買い越した。この現象が、11月下旬以降にNY株の騰勢を大きく抜いた日経平均の上昇である。常にそうであるが、力強い上昇相場は海外資金の流入が付き物だった。

ただ、今の菅内閣では、小泉相場やアベノミクス相場での、怒涛のような海外勢の買いはあまり期待できないかもしれない。日本の指導者はマクロ経済を語らない、国がどうあるべきかを語らない、こういうところに怒涛の進撃はないという不安はある。

一方、国内投資家においては、11月は総じて売り越した。個人は1.8兆円売り越し、これは14年11月の1.9兆円売り越し以来。当時は壮年期相場の7合目ぐらいのところだった。事業法人も1,460兆円売り越したという。この事業法人の売りは、リーマンショック後の大底をつけた3月からリバウンドした12月に大きく売り越したが、それ以来の規模である。筆者の想像では、従業員持ち株制度の売りが多いと思われる。あるいは、企業の持ち合い株の売りなのかもしれない。

海外資金の日本株の売り越しは、2019年4月以来の大きさである。老年期相場の余韻が残っていた頃だった。

【TOPIX・外国人投資家の売買動向 2012〜2020年11月】
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【国内景気敏感株・外国人投資家累積売買動向 2012年11月〜2020年11月】
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