■今後の見通し
● 2026年12月期の業績見通し
エリアリンク<8914>の2026年12月期の業績については、売上高28,500百万円(前期比7.9%増)、営業利益5,850百万円(同6.9%増)、経常利益5,520百万円(同6.3%増)、当期純利益3,715百万円(同0.3%増)を見込んでいる。「中期経営計画25-27」に基づき、主力のストレージ事業は引き続き増収増益を見込み、ストレージ運用では全国への出店を加速することで、さらなる成長を計画している。経営の軸足をストレージ事業にシフトしていることから、土地権利整備事業は事業規模の縮小により、大幅な減収減益を見込む。また、その他運用サービス事業も、小幅の減収減益の見込みである。
ストレージ事業では、2025年12月期の新規出店数実績が計画を上回ったことで、2026年12月期には前期の上振れ分を調整し、新たに自社出店10,046室(前期比1,648室減)、他のストレージ業者から運営・管理を受託するパートナー出店6,200室(同1,140室増)、合計16,246室(同508室減)に修正した。閉店等による減少分も織り込んでいると見られるが、前期までの新規出店数からは控えめな計画である。同社は保守的な業績予想を発表することから、経営環境が想定以上に悪化しなければ、計画を達成する可能性が高いと弊社では見ている。
セグメント別の業績見通しは以下のとおりである。
(1) ストレージ事業
売上高は25,020百万円(前期比12.6%増)、セグメント利益は6,610百万円(同9.3%増)、利益率は26.4%(前期は27.2%)を計画している。ストレージ事業では、ストレージ流動化について売上高の高い伸びを計画するが、これは前期に戦略的に販売を止めていたコンテナ型商品を、2026年12月期は利回り商品として販売するのためだが、利益への貢献は小さい。基本的には引き続きストレージ運用を中心とした、ストック型ビジネスを拡大・成長させていく。累積型の安定した収益基盤をより強固にすることで、不動産・金融市況に影響されない経営体質を確立する方針だ。同社のブランドである「ハローストレージ」の出店室数増加を通じて、ブランド力・認知度の向上、顧客満足度の向上、ストレージに付随するサービスの開発など、成長事業として、またストレージを通じて日本の暮らしを変え、日本人の豊かな生活を支えるビジネスとして定着するために、全国への出店を加速し、さらなる事業の成長・拡大を目指す。
(2) 土地権利整備事業
事業規模の縮小の方針に基づき、売上高は2,000百万円(前期比23.9%減)、セグメント利益は350百万円(同14.0%減)を計画している。
(3) その他運用サービス事業
売上高は1,480百万円(前期比5.2%減)、セグメント利益は375百万円(同13.5%減)を計画している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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