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サンワテクノス Research Memo(5):AI関連の設備投資拡大を追い風に中期目標に対して上振れる可能性も(1)

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■サンワテクノス<8137>の長期ビジョンと中期経営計画

3. 基本方針と戦略の進捗状況
(1) 市場環境の変化に適合する事業構造改革
事業構造改革として、2026年3月期より事業区分を4つの部門(電子コンポーネント、制御デバイス、産業用PC、FAソリューション)に再編するとともに、事業ごとに戦略を策定し、施策を実行している。営業本部についても4部門に再編するなど既に実行に移している。また、研究開発分野の位置付けであるソリューション開発は、イノベーション本部に組み込んだ。今後の事業化につながる注力技術分野を特定し、最適な機器やパートナー企業の技術シーズを組み合わせたソリューションの開発を行い、それらをパッケージ化して後述の3つの成長戦略を展開し、顧客の高度なニーズに応える。スタートアップ企業などが開発する先進技術を組み合わせるケースが多くなると予想され、自社の販売・マーケティング力とこれら企業の技術力を組み合わせ、Win-Winの関係を構築しながら高付加価値ビジネスを育成する考えだ。2025年9月に連結子会社化したエムテックも、こうした戦略の一例である。

(2) 3つの成長戦略による収益力の強化
成長戦略として、商品戦略、顧客セグメント戦略、エリア戦略を推進することで収益力の強化を図る。

a) 商品戦略
商品戦略では4つの事業区分ごとに戦略を策定している。電子コンポーネント部門では、多様な顧客ニーズに応える多彩な商品を効率的に提供する。主要仕入先※との戦略的パートナーシップを構築し現場対応力を強化するほか、顧客ニーズや最新の技術トレンドを収集しながら商品ラインナップの拡充を図る。

※ 主要仕入先としてはオムロン<6645>、ミネベアミツミ<6479>、TDKラムダ(株)、ニチコン<6996>、ケル<6919>、スタンレー電気<6923>などが挙げられる。

制御デバイス部門では、顧客の装置の競争力強化に貢献する商品を提供する。仕入先の戦略商品と専門知識を有した社員による営業活動を推進するほか、顧客セグメントチームとの連携で顧客ニーズを反映した商品の開発も行う。

産業用PC部門では、幅広い産業機器と連携した高度な自動化を実現する商品を提供する。同社の優位性が高い分野を特定し、その未開拓分野に進出するほか、付加価値の高い機能とサービスの提供による差別化、並びに製造現場の効率化につながるソリューションを提案する。

FAソリューション部門では、顧客の課題解決に向けSIerと協業しながら最適なソリューションを提供する。顧客の課題やニーズを分析し、専門性の高いSIerと組み最適な提案を行うほか、業界分析を踏まえて主要メーカーと販売戦略を立案し現場力を強化する。また、自社開発製品を主要SIerと連携して拡販することで付加価値向上を目指す。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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