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【配当利回り5%超】「AI・AX人材」で再成長狙うIT人材サービス株

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国内の注目銘柄を紹介する新連載「ログミーFinanceの#銘柄発掘」。今回は、ITフリーランスと企業をつなぐギークスを分析します。国内IT人材の稼働人月は前期比8.3パーセント増。AI・AX人材へのシフトによる単価向上、2027年3月期の1株32円配当、配当利回り5パーセント超の株主還元も解説します。

【基本情報】株価:579円(2026年6月18日終値)/配当利回り:5.53%

国内の注目銘柄を紹介する連載「ログミーFinanceの#銘柄発掘」。ビジネスモデルやファンダメンタルズの分析を通じて、中長期で保有できる優良銘柄の見極め方が身につく実践的シリーズです。今回は、ギークスを取り上げます。

国内IT人材が売上構成比63%、ゲーム事業譲渡でIT人材関連に集中

ギークス(7060)は、ITフリーランスと企業をつなぐIT人材事業などを展開しています。主力の国内IT人材事業は案件単位で働く技術者を企業に紹介するもので、企業からの報酬と技術者への支払いの差額が収益となります。2026年3月期の売上構成は、国内IT人材が63パーセント、豪州で人材派遣・紹介を行う海外IT人材が35パーセント、IT人材育成や中小企業のDX・AX支援を担うSeed Techが2パーセントとなっています。なお、2024年3月にはスマートフォン向けゲーム業界の事業環境の悪化などを背景に子会社G2 Studiosを譲渡しており、経営資源をIT人材関連へ集中させ、再成長を目指しています。

稼働人月は8.3%増、採算を崩さず国内IT人材を拡大

主力の国内IT人材は、2026年3月期に稼働人月(1人が1か月稼働すると1人月と数える稼働量)が20,709人月となり、前期比8.3パーセント増えました。受注単価も83.2万円と小幅に上昇しています。人材サービスでは稼働を増やすために広告宣伝費や営業費用が膨らむことも多く、売上は伸びても利益率が下がりがちですが、同事業は売上高とセグメント利益がともに約9パーセント増える一方、広告宣伝費率は1.2パーセントに抑えています。稼働を追いながらも採算を崩していない点は評価できそうです。

生成AI利用率96%、PM・PMO人材需要の拡大に期待

注目テーマは、AI・AX時代に合わせて、フリーランス人材の単価を高められるかです。ギークスはエンジニアだけでなく、開発全体を管理するPM(開発全体の責任者)や、PMO(プロジェクト管理を横断的に支援する役割)を担う人材も企業に紹介しています。AX(AIで業務や開発体制を変えること)が進むと、AIツールを試すだけでなく、業務や開発現場にどう組み込むかが課題になります。同社の顧客向け調査では生成AIの利用自体は96パーセントまで広がる一方、全社標準化に至った企業は12パーセントにとどまります。AI活用を現場に定着させる余地が大きく、PM・PMO領域の需要につながる可能性があります。

AI駆動開発とPM人材に注力、AX上流案件で単価向上を狙う

このような需要を取り込むため、2027年3月期はAI駆動開発やPM人材に強いデータベースへ移行する計画です。2026年6月1日には、「GEECHS JOB」をAX支援プラットフォームへ進化させると発表しました。背景にあるのは、案件の上流化です。実際、2026年3月期は開発PMの案件が前年同期比19.2パーセント増、PMOが49.4パーセント増、コンサルが21.1パーセント増となりました。このようなAXの上流に関わる案件は単純な開発作業より単価を高めやすく、受注単価やテイクレート(企業からの報酬のうち同社に残る割合)の改善につながると期待できます。

再成長の鍵は国内IT人材、単価とテイクレート改善が焦点

一方で、再成長の成否は国内IT人材に大きく依存します。海外IT人材は黒字化したものの利益規模はまだ小さく、Seed Techも売上構成は2パーセントにとどまります。国内IT人材で単価やテイクレート(企業からの報酬のうち同社に残る割合)を高められなければ、同社全体の成長期待は弱まります。

配当利回り5.5%超、AI・AX人材の高付加価値化に注目

株主還元では、2027年3月期に1株あたり32円の配当を予定しています。配当利回りは5.5パーセント超と高めですが、配当利回りだけでなく、国内IT人材の稼働拡大とAI・AX人材による高付加価値化を利益成長につなげられるかに注目したい企業です。

さらに詳しく知りたい方へ――ハイブリッド形式セミナーのご案内


事業内容や成長戦略に触れ、「もっと詳しく知りたい」「経営トップの考えを直接聞きたい」と感じた方へ。ギークス 代表取締役CEO・曽根原 稔人氏および取締役CFO・佐久間 大輔氏が、自ら最新の業績や今後の成長戦略、投資家が注目すべきポイントをライブ配信で丁寧に解説します。

視聴者からの質問もその場で受け付けており、経営者の肉声を通じて、リアルタイムで疑問も解消できる貴重なセミナーです。

「成長領域をさらに深掘りしたい」「配当方針や現場のリアルを知りたい」と考えている方は、ぜひこの機会にご参加ください。

ギークス が登壇する6月20日(土)開催 ログミーIR Meet 2026 夏

タイムテーブル
・13:35〜14:15
 ①イーレックス(9517)
・14:35〜15:15
 ②ユーグレナ(2931)
・15:35〜16:15
 ③TORICO (7138)
・16:35〜17:15
 ④ギークス(7060)

▼詳細・視聴予約はこちら【IRセミナー特設ページ】

2026年6月20日(土)開催。ログミーIR Meet 2026 夏

※当日は投資家向けに注目テーマの解説や質疑応答などを予定しています。

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これから開催予定のセミナー

執筆者プロフィール


執筆:西田哲郎
ライター・コンテンツディレクター。投資歴15年。大きな損失を出したことをきっかけにイナゴを卒業、ビジネスモデルとファンダメンタルズ重視の手法に切り替える。業界紙やスタートアップを経てフリーで投資情報メディアやM&A情報サイトの立ち上げに関わり、現在は主に週刊誌で投資や経済関連の記事を執筆。


※記事内容、企業情報は2026年6月17日時点の情報です。
※当記事内容に関連して投資等に関する決定を行う場合は、ご自身の判断で行うものとし、当該判断について当社は一切の責任を負わないものとします。なお、文中に特定の銘柄の投資を推奨するように読み取れる内容がある可能性がございますが、当社および執筆者が投資を推奨するものではありません。

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