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ファミマ「消費者金融参入」で店内は地獄絵図か。自己破産ラッシュを危惧する声も

コンビニ大手のファミリーマートが、なんと「消費者金融事業」に参入する予定だと、ダイヤモンド・オンラインが独自スクープとして伝え、多くの驚きの声があがっている。

記事によると、従来からある決済アプリ「ファミペイ」を活用し、数万円といった小口の資金を貸し付けるというもの。入金はファミペイに紐づけてある銀行口座へという形を考えているようだ。

今回の消費者金融事業への参入にあたっては、新生銀行グループと連携し、審査などの与信管理機能を提供してもらう方向だという。さらには、ファミペイを活用した商品購入代金の後払い(つけ払い)サービスも開始するとのこと。サービスは今夏までには開始される予定だそうだ。

ファミマ「消費者金融」参入で店内は相当なカオスに?

セブンイレブンは「セブン銀行」、ローソンは「ローソン銀行」を持つなか、銀行業の免許を持たなかったファミマにとっては、待望となる金融サービスの開始。これを機に、ファミペイの利用促進も進めていきたいという狙いも垣間見える今回の件だが、ネット上の反応をみると「消費者金融」に対する嫌悪感が先に立つのか、「イメージが悪い」という声が溢れる事態となっている。

いっぽうで、実際にファミマで消費者金融事業が始まったとして、その新サービス名がどうなるのかを考える、気の早い人たちも。候補としてあがっているのは、ファミマとサラ金を合体させた「ファミ金」。さらには、近年ファミマが展開している「お母さん食堂」になぞらえた「お母さん銀行」「お母さん金融」などの名を推す者もおり、そうなるとイメージキャラクターはやはり香取慎吾か……といった声もあがる。

さらには、消費者金融参入後のファミマ店内を今から想像する者もおり、コンビニでありがちな掛け声で借金を勧められたり、さらに普段は新商品や合宿免許などのCMをやっている店内放送でも、もしかすると消費者金融のCMが流れるのではと想像する声も。もしもそうなったとすれば、それはもうカオスどころの話ではないだろう。

コンビニで借りれる「敷居の低さ」に懸念の声も

もちろん、上記のような「ご一緒に借金いかがですか?」的なノリで勧めて来るようなことは、さすがに無いとは思われるとはいえ、今回のようにコンビニに行けばサッとカジュアルに借りられるという、その「敷居の低さ」に関しては、当然ながら警鐘を鳴らす意見が多い。

また、ダイヤモンド・オンラインの記事内では「コンビニ店頭などでの購買を活性化させることが狙い」とあるが、そもそもコンビニでの買い物といった何百円単位か、高くても数千円程度の買い物すら借金をしないとできない層というのは、そもそもどうなのかという意見も多く、「相当な底辺だろ」「ファミマに行く前に福祉の世話にならないと」といった声もあがる。

ただその反面で、コロナ禍で困窮する人が今後さらに増えていきそうなこのタイミングだからこそ、今回のような小口融資はチャンスとみたのではないかという見方も。「伊藤忠さんは商売人や」との声も、一部ではあがっている。

このように今のところはネガティブな意見が目立つものの、ひとたびサービスが始まれば、相当数の利用者が見込まれるとの見立ても多い、ファミマの「消費者金融」参入。借金でファミチキが食べられるという未来に、果たして夢や希望があるものなのか、色々と考えさせられる話題である。

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