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これからの「格差」の話をしよう トップ1%が富を独占する世界のカラクリ

なぜ彼らは支配者になれたのか?

民間銀行のトップが、覇権国家アメリカの中央銀行を支配している。どうしてそのようなことが可能になったのでしょうか?

かつて、世界のほとんどの国々は、王によって統治されていました。欧州の商人は平民で、なおかつ「金貸し」は、「キリスト教の倫理に反している!」ということで、蔑まれていた(日本でも、江戸時代の身分は、士農工商。商人は一番下に位置していた)。彼ら(金貸し)たちは、そういう状況に不満で、徐々に権力に侵食していきます。そして、最終的には、覇権国家アメリカの中央銀行までも支配するようになった。どうやって???

この件で最近、面白い本をプレゼントしていただきました。「真の民主社会を創る会」天野統康代表の、『世界を騙しつづけた詐欺 経済学原論』。

天野先生は、真の天才です。今、世界は思想面でも行き詰っています。共産主義が死に、ケインズが死に、唯一残った新自由主義の結果は、

「62人の資産が、36億人分に匹敵」
「トップ1%の資産が、残り99%よりも多い」
「14億6,000万人が、月収7,000円以下で生活」

世界中の人が、「現状はおかしい」と感じている。それで、アメリカでもサンダースさんブームが起きている。しかし、「じゃあ、どうすんの?」と聞かれたら、新自由主義に変わる説得力ある代案を誰も出せない現状。

ところが、天野先生は違います。現状のシステムは何が問題で、どうすれば解決するのかをきっちり論理的に解説してくださる。

ジョン・ロック、
アダム・スミス、
マルクス、
ケインズ

を凌駕する天才といえるでしょう。

そんな天野先生はこの本の中で、世界の支配構造がどうなっているのか? どうすれば、よりよい世界をつくることができるのか?を詳細に解説してくださっています。是非ご一読ください。

【関連】貧乏人は水を飲むな。「水道民営化」を推進するIMF、次のターゲットは日本

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ロシア政治経済ジャーナル』(2016年4月27日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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