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バイデン失言が誘発する台湾有事。いよいよ「第2次東西冷戦」勃発で株式市場は大波乱へ=角野實

いま中国まで刺激して大丈夫か?日本も被害を避けられない

以前も当メルマガで記しましたけど、今までは世界が協力しあって、世界の成長率をスピードアップさせていたのです。

これをプラスサムと言いますが、デカップリング(引き離し)が行われれば、双方が双方の利益を奪い合うゼロサムゲームになるということです。そこには必ず、勝者と敗者が生まれます。

欧米がその勝者になるのが前提条件で、そういうことをやろうとしているのです。

勝つのは欧米、というのは本当に自分にとって都合のよい話であり、今の中国の態度などみていると、プラスサムの方を望むと余裕綽々の態度で言っていることに不気味さを覚えます。

中国もロシアも「勝つの自分たち」と思っているのでしょう。

こういう情勢をみていると、ロシアも自信過剰と思いますが、欧米は輪をかけて自信過剰と感じます。

本当に大丈夫か?と思ってしまうのは、私だけではないはずだと思います。

信用できぬ「ロシア劣勢」の報道。台湾有事まで起きれば株式市場は…

ロシアが数年以内に衰退、ロシア軍は不利と一斉にメディアは報じていますが、ま、ほんとかね、と思います。

長い目でみれば、ロシアの利益が減るのではなく、世界の利益が減ると考えています。

こうした場合、マーケットの影響は、たとえば日経とダウの関係をみた場合、最近はそれほど連動していませんが、だいたい連動をしています。つまり世界の株価は影響しあっているのです。

このピースの中に中国もロシアも含まれており、中国は世界2位の経済大国です。それが抜ければ、時価総額も抜ける。その影響は甚大であることは、誰にでも想像がつくことです。

むしろ、ここ数十年、中国の経済拡大がマーケットのテーマだったのですから、それがなくなれば、たぶん、投資資金が株式から現金に流れ込むのではないのかな、と考えています。

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