セクター分散:情報技術
第3に挙げるセクターは「情報技術」です。
なかでも半導体!時代はとにかく半導体なのです!(笑)。
私の保有銘柄のうち、15%を半導体関連銘柄が占めます。
現在、そして未来は、より一層あらゆるモノがインターネットに繋がるようになっていくと考えています。それにはハイエンドからローエンドまで、あらゆる半導体(チップ)に需要があることを意味します。
たとえ安価なチップであっても、それ一つなければ製品は完成しません。ローエンドチップ不足により、自動車の製造が停滞している事態は現在も継続中です。
さらに半導体不足は2023~2024年にかけて継続するとの予想もあり、仮にサプライチェーンが改善されたとしても、累積需要はすぐに消化できないと読んでいます。
つまり、半導体関連銘柄には引き続き強いアップサイドがあると私は考えています。
しかしながら、現在の株式市場は将来利益をもとにリスクプレミアムを多分に含んで値付けされていた情報技術セクター全般を罰しています。
確かに売上高の100倍などと、明らかに持続不可能な水準で株価が算出されていた銘柄が売られるのは仕方ありません。一方で、いくつかの半導体関連銘柄はどうでしょうか。ファウンドリーやファブレス、製造装置や材料まで幅広い半導体関連銘柄を一括りに測ることはできませんが、多くの方がイメージする半導体銘柄であるファブレス最大手のNVDA、AMDのフォワードPERはそれぞれ20倍台と現実的な数値です。寧ろ、直近10年の平均PERと比較した場合、これ以上なく割安です。
まぁ私が好んで保有するような銘柄には、NVDAやAMDのような莫大な利益などありませんが…(笑)。
ポートフォリオの極意
まとめます。
以上のように、これまではソフトウェア業界に限りなく集中していたポートフォリオを幅広い業界に分散させています。
分散させているポイントは下記3点です。
・中長期的な強い需要
・特定のマクロ要因
・バリュー
さて、長々とシリーズ化してきました最新ポートフォリオ戦略ですが、これはあくまでも2022年始から6月現在までの話です。
私は「特定の運用方法」に固執せずに柔軟に行動することでそれなりのリターンを得てきましたが、「特定の運用方法」を貫いた先に待つリターンの方が高い可能性があります。たとえば、著書内で「バリュー投資は貫けるならば爆益が得られるはずだ」とまとめています。当時はグロースが優勢でした。
しかし、現在はどうでしょうか?仮にバリューを長年続けられていたならば、今はS&P500をアウトパフォームしているはずです。
読者の皆様におかれましては、投資戦略の柱となる「剛」と臨機応変に動かす「柔」との区別を忘れないでいてくださいませ。
今後戦略に変更があった場合は、即座に記事に反映したいと思いますので、引き続きお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
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『まーしーによる米国株投資で億のほそ道』(2022年6月11日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による