【今週の一枚】日経平均株価とニューヨークダウの比率
米ドルに換算した日経平均株価とニューヨークダウの比率をみると、長期的には2017年以降低下基調にあり、そうした傾向は続くと考えている。
ただし、むこう半年くらいの展望では、日経平均が優位に推移すると予想する。その背景としては、以下と考える。
(1)グローバルな投資家は、株価の先行きに弱気になると、米国株に比べて日本株の保有比率を大きく落とすが、株価の上昇を見込むと日本株の保有を大きく引き上げる傾向があり(逆に言えば、米国株は株式投資の「横綱」であって、相対的にはそれほど保有比率を上げたり下げたりしない)、2020年のコロナ禍からのリバウンド局面と同様、日本株の大きめの反発が期待される
(2)日本経済(特に上場企業の収益)の体質は景気敏感の度合いが高く、とりわけ今後世界の設備投資・建設投資が持ち直すと、それに関連した日本企業の収益の反動増や株価上昇が予想される
※本記事は有料メルマガ『馬渕治好の週次メモ「時の花」』2022年7月11日号の一部抜粋です。毎週いち早く馬渕氏の解説をご覧いただくには、今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した項目もすぐ読めます。
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『馬渕治好の週次メモ「時の花」』(2022年7月11日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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毎週の、日経平均株価と米ドル円相場の見通しを、数値を挙げて解説します。前週の見通しと実際の相場を比較し、予想が当たったか外れたかが、わかるようにしています。注目される図表を取り上げる、「今週の一枚」のコーナーもあります。