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岸・安倍家にとって旧統一教会は三代続くファミリービジネス。安倍晋三氏は公明党とカルト宗教を使い分けて独裁者へ=今市太郎

安倍元首相が当選させたい人を選んでいた?

ご本人は堅く否定していますが、元産経新聞記者で、2013年の参院選全国比例で初当選した北村経夫氏は完全にその1人であるように報道されています。初当選時、当時首相だった安倍氏が北村氏の選挙応援を教団に直々に依頼したことが教団の内部文書からすでに明るみに出ています。

どうやら当選ぎりぎりだったこの人物を教会に支援させて10万票程度上乗せさせたのは間違いなさそうで、ああこうやって統一教会の集票を有効利用するのだということが改めて理解できるものとなりました。

直近では安倍元首相の秘書官・井上義行議員も教会系集票候補のひとりであったようで、本人は賛同会員であるとしていますが、教会ではすでに信徒になったと信者には紹介される始末。案の定、この人物も比例代表という教会票を集中投下しやすい選挙区で立候補当選を果たしています。

一般的な素人考えでは、公明党という大きな宗教教団をバックにした政党との選挙協力がありながら、どうしてこんな泡沫カルト宗教と密接な関係を維持するのか?と疑問に思うわけです。

それも、首相自ら当選させたい個人を応援するには、統一教会のような機動力を発揮できる組織のほうが利用価値が高かったのではないかとさえ思えてくる状況です。

安倍氏は戦後の歴史で他に類をみないインタンジブル独裁者

安倍氏は今年6月に開催された自民党所属議員の会合で、1か月後には襲撃を受けて頓死するとも知らずに、首相として必要な素養を聞かれて「運と多少の人柄」と答えています。

また昨年末の茂木派のパーティにおいても、「同期一番の男前は岸田文雄、一番頭が良いのは茂木敏充、そして一番性格が良いのは安倍晋三と言われていた」などと、能天気な発言をしています。

実際、今回のカルト教団との密接な繋がりによる資金供給と集票活動の徹底利用を考えますと、もはやまともな民主主義のプロセスをぶっ飛ばす、戦後の歴史で他に類をみないインタンジブルな独裁者であったことが完全に露見しはじめています。

かつてのフィリピンのマルコスの場合は、完全に権力を掌握して私腹を肥やすといった、かなり判りやすい動きでした。

それがこの人物の場合、表面上は善人を装いながらお友だち資本主義を全面に押し出し、モリ・カケ・サクラでは一切の法律を無視し、役人は人事権を完全掌握させひれ伏させることを完全に実現した、ある意味でかなり新しいタイプの独裁者であったことが見えてきます。

しかも、それが死後1か月もしないうちに毒ガスのように噴出してくるのですから、その影響力がいかにバイアスのかかったものであったかも露見し始めています。

まあ一言で言えば、この御仁を国葬で送るなどもってのほかの状況です。

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