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「老後も支出は減らない」米プリンストン大学の研究で判明。健康寿命までは働き続ける必要=川畑明美

一般に、年金生活にな入ると、消費も減ると考えられがちですが、米プリンストン大学の研究結果によると、高齢者も消費を楽しんでいることが判明しました。(『教育貧困にならないために』川畑明美)

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プロフィール:川畑明美(かわばた あけみ)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。

年金生活になっても消費は減らない

老後、年金生活になると消費が減ると思われていますが、米プリンストン大学の研究によると、高齢になっても消費意欲は減退しないとがわかっています。

食事については、加齢とともにファストフード店でり支出は減少しても、レストランでの支出は、年齢が上がってもほとんど減っていないのです。

このような分析結果から、高齢者が現役世代と同等かそれ以上に、消費行動を楽しんでいるのがわかるのです。

年金生活になったからといっても、楽しみもなく、ただ年を重ねるだけでは辛くなってしまいます。

老後も生活を楽しみ、旅行に行ったり、車を買い替えたり、子どもの結婚資金や孫の援助もしたい…。

そう考えると準備すべき老後資金は跳ね上がってしまいます。

老後になって「収入は減っても支出は減らない」と、考えた方が良いのです。

健康寿命までは働き続ける

私は健康寿命までは、働き続けたいと思っています。厚生労働省発表の健康寿命のデータを見ると男性は、72.68歳、女性は75.38歳となっています。

私が70代になるまでには、もっと伸びているかもしれませんね。

FPという仕事は、新しくなる制度や税制に対応していかなければなりませんので働く限りずっと、勉強も必要になります。

私は、それを好ましく思っています。

ずっと学び続けられるのは、楽しいからです。

若い頃から仕事をするのは、とても好きです。

Next: 仕事を続けることで、感謝の言葉をもらえる喜び

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